- 外壁塗装の見積もりを取る方法が知りたい
- 外壁塗装の見積もりのチェックポイントが知りたい
- おすすめの外壁塗装業者の一括見積もりサイトを知りたい
外壁塗装業者から見積もりを取ったものの、「見積もり書の見方がわからない」という人も多い。
とくに、初めての外壁塗装では予備知識が不十分で、見積書を適切にチェックできないケースもある。
そこで本記事では、外壁塗装の見積もり書で見るべきチェックポイントや、費用項目と相場などについて解説する。
外壁塗装業者から受け取る見積もり書を正しくチェックするためにも、ぜひ参考にしてみてほしい。
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外壁塗装の見積もり書で見るべき5つのチェックポイント

外壁塗装の見積もり書で見るべきチェックポイントは、以下の5つだ。
- 作業工程がしっかりと記載されているか
- 塗装面積などの数量は妥当なものか
- 「一式」という表記がされていないか
- 塗料のメーカー・商品名は記載されているか
- 見積もり金額は極端に高く(安く)ないか
見積もり書の例を参考にしながら、各チェックポイントを解説していく。
作業工程がしっかりと記載されているか
外壁塗装の見積もり書は、実際の作業工程に沿って記載されるのが一般的だ。そのため、作業工程がしっかりと記載されているかどうかを、まずはチェックしてみよう。
外壁塗装の見積書の例 | |||||
---|---|---|---|---|---|
品目・品番 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | |
足場仮設 | − | − | − | ¥243,720.0 | |
1 | 作業用足場架け払い | 270.8 | 架㎡ | ¥700 | ¥189,560.0 |
2 | 飛散防止ネット | 270.8 | 架㎡ | ¥200 | ¥54,160.0 |
養生・下地処理 | − | − | − | ¥185,235.0 | |
3 | 高圧洗浄 | 180.5 | ㎡ | ¥150 | ¥27,075.0 |
4 | 養生用メッシュシート | 270.8 | ㎡ | ¥200 | ¥54,160.0 |
5 | コーキング剤(打ち直し) | 60.0 | m | ¥1,000 | ¥60,000.0 |
6 | コーキング剤(増し打ち) | 55.0 | m | ¥800 | ¥44,000.0 |
外壁塗装工事 | − | − | − | ¥422,675.0 | |
7 | 下塗(メーカー・商品名) | 159.5 | ㎡ | ¥850 | ¥135,575.0 |
8 | 中塗り(メーカー・商品名) | 159.5 | ㎡ | ¥900 | ¥143,550.0 |
9 | 上塗り(メーカー・商品名)耐候年数8〜10年・施工保証8年 | 159.5 | ㎡ | ¥900 | ¥143,550.0 |
付帯部塗装工事 | − | − | − | ¥132,900.0 | |
10 | 破風板塗装(メーカー・商品名) | 42.0 | ㎡ | ¥1,200 | ¥50,400.0 |
11 | 軒裏塗装(メーカー・商品名) | 20.0 | ㎡ | ¥2,500 | ¥50,000.0 |
12 | 雨樋塗装(メーカー・商品名) | 65.0 | m | ¥500 | ¥32,500.0 |
屋根塗装工事 | − | − | − | ¥300,900.0 | |
13 | タスペーサー工法 | 102.0 | ㎡ | ¥300 | ¥30,600.0 |
14 | 下塗(メーカー・商品名) | 102.0 | ㎡ | ¥850 | ¥86,700.0 |
15 | 中塗り(メーカー・商品名) | 102.0 | ㎡ | ¥900 | ¥91,800.0 |
16 | 上塗り(メーカー・商品名)耐候年数8〜10年・施工保証8年 | 102.0 | ㎡ | ¥900 | ¥91,800.0 |
その他 | − | − | − | ¥128,543.0 | |
17 | 諸経費 | 10.0 | % | − | ¥128,543.0 |
小計 | ¥1,413,973.0 | ||||
消費税 | ¥141,397.3 | ||||
合計 | ¥1,555,370.3 |
見積もり書に記載されている作業工程に誤りがある、記載されていない作業工程がある場合などは、外壁塗装業者に問い合わせて確認を取ろう。
塗装面積などの数量は妥当なものか
次に、塗装面積などの数量が妥当なものかどうかをチェックしよう。おおまかな塗装面積は、坪数によって決まっている。自宅の塗装面積がどれくらいか、以下を参考にしてほしい。
坪数 | 塗装面積 |
---|---|
20 | 85.8㎡ |
30 | 128.7㎡ |
40 | 171.6㎡ |
50 | 214.5㎡ |
60 | 257.4㎡ |
実際の塗装面積は外壁塗装業者が計測するため、上記よりも変動する。ただし、おおよその塗装面積から大幅に増減することは少ないため、塗装面積が著しく広い・狭い場合は、塗装業者に確認を取ろう。
また、足場の設置・解体にかかる費用についても、数量が妥当なものかどうかをチェックしよう。
足場の設置・解体の数量は「建物の外周×高さ」として計算するのが一般的だ。その他の数量についても、誤りがないかチェックしよう。
「一式」という表記がされていないか
外壁塗装業者によっては、見積書の数量欄に「一式」という表現を使用することがある(以下参照)。
外壁塗装の見積書の例 | |||||
---|---|---|---|---|---|
品目・品番 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | |
足場仮設 | 一式 | − | − | ¥243,720.0 | |
養生・下地処理 | 一式 | − | − | ¥185,235.0 | |
外壁塗装工事 | 一式 | − | − | ¥422,675.0 | |
付帯部塗装工事 | 一式 | − | − | ¥132,900.0 | |
屋根塗装工事 | 一式 | − | − | ¥300,900.0 | |
諸経費 | 10.0 | % | − | ¥128,543.0 | |
小計 | ¥1,413,973.0 | ||||
消費税 | ¥141,397.3 | ||||
合計 | ¥1,555,370.3 |
このような見積もり書を提出された場合は、十分に注意してほしい。
「一式」の中に何が含まれているか不明確であり、施工後に「〇〇の作業は入っていません」という事実が発覚することもある。
また、作業工程ごとの品目が細かく記載されていない見積もり書は、相場よりも高い金額が請求されていることため、注意してほしい。
塗料のメーカー・商品名は記載されているか
外壁塗装に使用する塗料については、メーカー・商品名が記載されているかもしっかりとチェックしよう。
塗料はグレードによって価格帯が異なり、同じグレードでもメーカーや商品によっても価格が異なる。
たとえば、見積もり書で以下にように記載されている場合は、メーカー・商品名について外壁塗装業者に確認を取ろう。
外壁塗装工事 | − | − | − | ¥422,675.0 | |
---|---|---|---|---|---|
7 | 下塗(アクリル塗料) | 159.5 | ㎡ | ¥850 | ¥135,575.0 |
8 | 中塗り(アクリル塗料) | 159.5 | ㎡ | ¥900 | ¥143,550.0 |
9 | 上塗り(アクリル塗料) | 159.5 | ㎡ | ¥900 | ¥143,550.0 |
見積もり金額は極端に高く(安く)ないか
見積もり書で提示されている金額が、極端に高い(安い)場合は注意してほしい。相場よりも30〜50万円ほど高い(安い)場合は、金額をかさ増しされているか、何らかのカラクリがある。
見積もり金額が高いか安いかを判断するためには、外壁塗装の相場を知ることが大切だ。
以下に、坪数あたりの外壁塗装費用の相場と、実際に外壁塗装にかかった費用の割合を紹介するので、参考にてほしい。
坪数 | 塗装面積 | 費用相場 |
---|---|---|
20 | 85.8㎡ | 60〜90万円 |
30 | 128.7㎡ | 65〜100万円 |
40 | 171.6㎡ | 80〜120万円 |
50 | 214.5㎡ | 100〜150万円 |
60 | 257.4㎡ | 120〜180万円 |
※ 外壁の面積を計算する際の係数は1.3として計算
外壁塗装にかかった費用の割合 | |
---|---|
50万円未満 | 4.9% |
50〜74万円 | 5.4% |
75〜99万円 | 28.5% |
100〜124万円 | 28.5% |
125〜149万円 | 18.7% |
150〜174万円 | 9.3% |
175〜199万円 | 2.8% |
200〜224万円 | 1.4% |
225〜249万円 | 0.2% |
250〜274万円 | 0.0% |
275〜299万円 | 0.2% |
平均価格 | 113万円 |
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外壁塗装の見積もり書に載る費用の内訳とその相場

外壁塗装にかかる費用の主な内訳は、以下のとおりだ。
- 足場の設置・解体
- 養生・下地処理
- 外壁塗装
- 付帯部塗装
- 諸経費
- 塗料
ここでは、それぞれの費用相場を紹介していく。
作業工程ごとの費用相場
以下に、作業工程ごとの費用相場を紹介する。
作業工程 | 概要 | 相場 | |
---|---|---|---|
足場の設置・解体 | |||
1 | 足場かけ払い | 外壁塗装に必要な足場の設置および解体 | 700〜1,000円/架㎡ |
2 | 飛散防止ネット | 塗料の飛散を防ぐためのネット取り付け・取り外し | 100〜300円/架㎡ |
養生・下地処理 | |||
3 | 高圧洗浄 | 塗装作業に移行する間に必要な壁の洗浄処理 | 150〜300円/㎡ |
4 | 養生用メッシュシート | 付帯部など塗料が付かないための養生シートを貼る | 200〜500円/㎡ |
5 | コーキング打ち増し | 壁を補修するためのコーキング(シーリング)を打ち増す | 500〜1,000円/m |
6 | コーキング打ち直し | 壁を補修するためのコーキング(シーリング)を打ち直す | 700〜1,200円/m |
外壁塗装 | |||
7 | 下塗 | 塗装部分の下地を整えるための工程 | 600〜1,200円/㎡ |
8 | 中塗り・上塗り | 実際の外壁塗装工程 | 800〜4,000円/㎡ |
付帯部塗装 | |||
9 | 雨樋(あまどい) | 屋根に降った雨水を軒樋(のきどい)で集めて流す | 550~3,500円/m |
10 | 軒天(のきてん) | 外壁よりはみ出した屋根の軒先の裏側 | 1,200~1,500円/㎡ |
11 | 破風板(はふいた) | 切妻屋根の矢切(三角になる部分)に取付けしてある板 | 650~800円/m |
12 | 鼻隠し(はなかくし) | 雨樋を取付けしてある板 | 650~800円/m |
13 | 霧よけ | 窓の上に取り付けられている庇(ひさし) | 2,200円/m |
14 | 笠木(かさぎ) | ベランダ・バルコニーの手すり上部に取り付けられる仕上げ材 | 800円/m |
15 | 水切り | 住宅の基礎と外壁の境界線に設定されている仕切り材 | 200円/m |
16 | 換気フード | 換気ダクトの排気口上部をカバーしている部材 | 500円/個 |
17 | 雨戸 | 窓のサッシに取り付けられている保護用戸 | 2,000~3,000円/枚 |
18 | 戸袋 | 戸を使用しないときに収納していく部分 | 2,600円/枚 |
19 | 化粧胴差 | 上部壁材と下部壁材の隙間を埋める横長の板 | 650~800円/m |
20 | 玄関ドア | − | 3,000~4,000円/枚 |
21 | ベランダバルコニー | − | 4,000~6,000円/㎡ |
22 | 窓枠 | − | 600~1,100円/m |
23 | 手すり | − | 600~3,500円/m |
24 | フェンス | − | 木部:600~1,100 鉄:600~3,000円/m |
25 | シャッター | − | 1,500円/㎡ |
見積もり書をチェックするときは、各作業工程の金額が費用相場に収まっているかどうかを確認しよう。
塗料の種類ごとの費用相場
以下に、塗料の種類ごとの費用相場を紹介する。
塗料ごとの費用相場(1㎡あたり)と耐用年数 | ||
---|---|---|
塗料の種類 | 費用相場(1㎡あたり) | 耐用年数 |
アクリル | 1,200〜1,600円 | 5〜8年 |
ウレタン | 1,800〜2,000円 | 8〜10年 |
シリコン | 2,000〜3,000円 | 10〜15年 |
ラジカル | 2,500~3,500円 | 8〜16年 |
フッ素 | 3,000〜4,000円 | 15〜20年 |
ナノテク | 3,500〜4,500円 | 18〜20年 |
無機 | 4,500〜5,500円 | 20〜25年 |
このように、塗料はグレードごとに費用相場が大きく異なる。たとえば、無機塗料はアクリル塗料に比べると、3・4倍ほどの費用がかかる。
また、商品によっても価格が異なるため、見積もり書に塗料のメーカー・商品名がしっかりと記載されているか、チェックしてみよう。
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外壁塗装の見積もりで失敗しない業者の選び方

外壁塗装の見積もりで失敗しないためにも、いくつかのポイントを押さえた上で外壁塗装業者を選ぼう。
ここでは、見積もり時に押さえておくべき8つのポイントを紹介するので参考にしてほしい。
見積もり前のヒアリングは丁寧に行われたか
外壁塗装では、外壁や屋根の状態、塗装面積などをもとにして全体の費用が決まっていく。
そのため、見積もり前にしっかりとしたヒアリングを行わなければ、正確な見積もりは本来出せないものだ。
したがって、優良の外壁塗装業者を見極めるポイントとしてまず大切なのが、「見積もり前のヒアリングは丁寧に行われたか」どうかだ。
優良かつプライドを持って仕事に取り組んでいる外壁塗装業者の場合は、見積もり前のヒアリングが非常に丁寧で、お客の疑問・不安にも答えながら進行してくれる。
一方で、ヒアリングもそこそこに見積もりを出すような外壁塗装業者は、概算だけで見積額を決定している可能性が高いので注意してほしい。
実地調査を行った上で見積もりを出しているか
見積もり前のヒアリングが丁寧かどうかだけでなく、実地調査を行っているかどうかも重要だ。
たとえば、壁や屋根の状態などについて電話で細かくヒアリングしても、実地調査を行わなければ正確な見積もりは出せない。
実地調査によって目視で壁や屋根の状態を確認しなければ発見できない、補修部分も多い。
優良の外壁塗装業者なら作業時・作業後のトラブルを避けるため、実地調査もしっかりと行った上で見積もりを出している。
そのため、実地調査を行っているかどうかは、外壁塗装業者選びで失敗しないための大切なチェックポイントだ。
また、実地調査に来た担当者が「約束どおりの時間に来たか?」「調査項目について明確な説明があったか?」などもしっかりとチェックしておこう。
外壁の診断書を共有してくれているか
実地調査を行うと、ほとんどの外壁塗装業者では診断書を作成している。診断書とは、補修が必要な箇所や壁・屋根の状態などを記載した書類だ。
通常は、診断書をもとに顧客に外壁塗装のプランを提案するが、外壁塗装業者の中にはこうした診断書を作成しないケースもある。
たとえ実地調査を行う外壁塗装業者でも、診断書を作成しなければ優良業者とは言えない。
優良の外壁塗装業者は、診断書をもとに「どこに問題があるのか?」「補修の緊急性は高いか?」など、顧客にしっかりと説明しながら塗装プランを組んでいく。
そのため、実地調査に来た担当者が診断書を共有してくれるかどうかや、診断書をもとにこちらの疑問を解消してくれるかどうかも、しっかりとチェックしよう。
契約を急かしてくることはないか
外壁塗装業界は、リフォーム業界などに比べると参入障壁が低いため、業者数が多い。
そのため、外壁塗装業者にとって新しい顧客を獲得するのは、大変なことだ。そのためか、営業の際に契約を急かしてくる外壁塗装業者も少なくない。
一方で、居住者からすれば数十万円・100万円以上の費用がかかる工事なので、じっくりと検討した上で、最適な外壁塗装業者を決めたいと考えるだろう。
顧客の意見を尊重する外壁塗装業者ならその気持ちを理解し、契約を急かすことはなく「大切なお住まいのことですからしっかりとご検討ください」と、やんわりと営業をかけてくれる。
したがって、契約を急かしてくるような外壁塗装業者には注意しよう。
不安をあおるようなことを言ってこないか
外壁塗装業者の仕事内容は、依頼されたとおりに外壁・屋根を塗装するだけでなく、外壁・屋根の状態を診断した上で、最適なプランを提案することも含まれている。
しかし、外壁塗装業者の中にはそういった役割に乗じて、緊急性の低い補修箇所を緊急性があるように称し、不安をあおるケースがある。
そうした外壁塗装業者の多くは、「1年以内に雨漏りしますよ」などと、根拠を提示せずに断言的な発言をする傾向がある。
外壁塗装業者からすれば、不安をあおって作業項目が増えれば利益も増えればラッキーだ。
作業を終えれば本当に1年以内に雨漏りするかどうか、居住者からすれば確かめようもないため、平然と不安をあおってくる外壁塗装業者には注意しよう。
ただし、外壁・屋根の補修プランを提案する外壁塗装業者のすべてが、こうした悪質な手口を用いるわけではない。
中には、居住者のことを優先的に考え、妥当なプランを提案してくれる業者も多い。
そうした外壁塗装業者は、補修箇所の何が悪くて何が原因なのか、今後どうなる可能性があるのかなどを、根拠を提示しながら説明してくれる。
オリジナルの塗料を提案してこないか
外壁塗装のオリジナル塗料とは、外壁塗装業者が独自に使用している塗料のことだ。
オリジナル塗料には「メーカーと比べて価格が安い」「独自の機能が加えられている」といったメリットはあるが、基本的には採用をおすすめしない。
なぜなら、オリジナル塗料は塗料としての信頼性・耐久性に不安があるためだ。
まず、オリジナル塗料のほとんどはOEM(メーカーが余った生産能力で他社製品を製造すること)によって製造されている。
塗料は外壁塗装業者が独自に開発・製造できるものではなく、OEM製造を依頼しているのが一般的だ。
したがって、オリジナル塗料だからといって「メーカー塗料よりも性能が高い」ということは、まずあり得ない。
また、相場よりも著しく安いオリジナル塗料の場合は、外壁塗装業者が余った塗料を混ぜているなど、信頼性の低い塗料を使用している可能性がある。
オリジナル塗料にはこうしたリスクがあり、そのリスクの有無・程度を居住者が判断するのは難しい。そのため、オリジナル塗料を提案されたときは特に注意してほしい。
極端な値下げをアピールしてこないか
外壁塗装業者の中には、極端な値下げをアピールしてくるケースがある。たとえば、「今日ご契約いただければ合計から30万円お値引きします」といったアピールだ。
しかし、本来ならこうした大幅値引きはあり得ない。外壁塗装は作業項目ごとに大まかな費用相場があり、外壁塗装業者によって仕入れ値に大きな違いはないからだ。
そのため、「30万円お値引きします」などの大幅値引きには、必ずカラクリがあると考えていい。
よくある手口は、最初に提示する見積もり金額を大幅にかさ増しして、そこから大幅値引きを行うことで適正価格に戻すというものだ。
居住者からすれば大幅値引きを魅力的に感じるので契約しそうになるが、実際は相場とまったく変わらないケースが多い。
それどころか、値引き後も相場より高い価格を提示されるケースすらある。
同じような手口として、「足場の設置・解体無料」をアピールする外壁塗装業者もある。
しかし、足場の設置・解体にはそれなりの費用がかかるため、無料になることは本来ならあり得ない。
こうした外壁塗装業者は、足場の設置・解体以外の費用をかさ増ししている可能性が高いので注意してほしい。
施工実績は豊富で良い口コミが多いか
外壁塗装業者を選ぶ上では、施工実績の豊富さにも着目しよう。「施工実績が多い=優良の外壁塗業者」と安易には判断できないが、品質を判断する一つの基準になる。
施工実績を確認する場合は、外壁塗装業者の公式サイトをチェックしてみよう。
また、外壁塗装業者に対して良い口コミが集まっているかどうかもチェックしてほしい。
外壁塗装業者の公式サイトで「お客様の声」が掲載されているケースは多いが、基本的にネガティブな口コミが掲載されることはない。
そのため、外壁塗装の口コミサイトや、Googleで投稿されている口コミをチェックしてみよう。
良い口コミが多いかだけでなく、ネガティブな口コミにもしっかりと目を通した上で、最適な外壁塗装業者を選ぼう。
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外壁塗装の見積もりは一括見積もりサイトを使うべき

外壁塗装業者から見積もりを取る上で押さえておきたいポイントは、「複数の業者から見積もり(相見積もり)を取る」ことだ。
見積もり書に記載されている金額が妥当かどうか、高いか安いかを判断するためには、複数の外壁塗装業者の見積もりを比較する必要がある。
とはいえ、複数の外壁塗装業者から見積もりを取るのは時間のかかる作業だ。そこで、「一括見積もりサイト」を利用してほしい。
外壁塗装の一括見積もりサイトを利用すれば、2社以上の外壁塗装業者から同時に見積もりを取れる。
提出された見積もり書を比較すれば、より安く最適なプランを提供してくれる外壁塗装業者を効率よく見つけられるのでおすすめだ。
また、一括見積もりサイトの中には専門アドバイザーが、外壁や屋根の状態をヒアリングしてくれるサービスが多い。
ヒアリングを通じて正確な見積もり書を複数の外壁塗装業者から受け取れるため、しっかりと比較できるのも一括見積もりサイトの大きなメリットだ。
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おすすめの外壁塗装の一括見積もりサイト5選

それでは、おすすめの外壁塗装の一括見積もりサイトを5つ紹介する。
- おすすめ1. ぬりマッチ
- おすすめ2. ヌリカエ
- おすすめ3. タウンライフ 外壁塗装
- おすすめ4. ホームプロ
- おすすめ5. 外壁塗装の窓口
それぞれの特徴やメリットを詳しく解説するので、気になった一括見積もりサイトを利用してみよう。
おすすめ1. ぬりマッチ

ぬりマッチは、最大4社の外壁塗装業者から同時に見積もりを取れる一括見積もりサイトだ。
公式サイト上で坪数(延べ床面積)を入力するだけで大まかな外壁塗装費用をシミュレーションできるため、自宅の塗装費用相場を知った上で、外壁塗装業者と交渉できるのが大きなメリットだ。
また、ぬりマッチには専門アドバイザーがいるため、外壁や屋根の状態をヒアリングした上で複数の外壁塗装業者から見積もり取ってくれる。
「初めて外壁塗装をする」という人でも、安心して利用できるだろう。
ぬりマッチを利用すれば、外壁塗装業者探しにかける時間を短縮できる上に、希望に沿った業者や、安心して依頼できる業者を紹介してもらえるので、ぜひ利用してみてほしい。
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おすすめ2. ヌリカエ

ヌリカエは、掲載されている外壁塗装業者5,000社という、最大級の一括見積もりサイトだ。
2021年には利用者数No.1を獲得しており、ぬりマッチと並び多くの人が利用している(東京商工リサーチ調べ)。
見積もりは最大4社の外壁塗装業者から取れるため、居住している家に合った塗装業者や、より低価格の塗装業者を選べるのがメリットだ。
専門アドバイザーも在籍しているので、素早く正確な見積もりを取れる。
また、ヌリカエは匿名でのチャット相談ができる。LINEのようなトーク画面で外壁塗装についての情報を入力するだけで、専門アドバイザーと情報を簡単に共有可能だ。
市区町村が実施している助成金も案内してくれるので、外壁塗装費用を押さえたい人にもおすすめしたい。
おすすめ3. タウンライフ 外壁塗装

タウンライフ 外壁塗装、累計利用者数が40万人を超える人気の一括見積もりサイトだ。「見積もりを取る外壁塗装業者」を選べるのが大きなメリットとなっている。
一般的な一括見積もりサイトは、利用者の要望に合った外壁塗装業者が自動的にピックアップされる。
これに対して、タウンライフ 外壁塗装なら見積もりを取る外壁塗装業者を自分で決められるため、比較の自由度が高い。
また、タウンライフ 外壁塗装で見積もりを取ると、「リフォーム補助金まるわかりBOOK」と「成功するリフォーム7つの法則」を特典としてもらえる。
外壁塗装だけでなく、リフォームについても検討している人は、タウンライフ 外壁塗装で有益な情報を獲得しよう。
おすすめ4. ホームプロ
ホームプロは、累計利用者数100万人を超える一括見積もりサイトだ。ホームプロでは厳しい基準をクリアした外壁塗装業者が加盟しており、財務調査や訪問・面談調査まで行っている。
そのため、信頼性の高い外壁塗装業者が集まっているのが大きな特徴だ。
また、ホームプロでは独自の工事完成保証制度を提供している。もしも、施工会社が倒産した場合には、「手付金が戻らない・工事が中断される」といったトラブルを防ぐことが可能だ。
ホームプロでは外壁塗装業者に対して指導も行っているため、「とにかく安心して利用したい」という人におすすめの一括査定サイトとなっている。
おすすめ5. 外壁塗装の窓口
外壁塗装の窓口は、累計利用者数60万人、5,000社以上の外壁塗装業者が登録している最大級の一括見積もりサイトだ。
都道府県や坪数(延べ床面積)を入力するだけで、約10秒で外壁塗装の相場をチェックできる。
経験豊富なアドバイザーが契約前から施工後まで無料でサポートしてくれるため、「工事中も安心して利用したい」という人におすすめの一括見積もりサイトとなっている。
他の一括見積もりサイトと併用して、より多くの外壁塗装業者の見積もりを比較してみよう。
外壁塗装の見積もりは複数業者から取り比較しよう

本記事では、外壁塗装の見積もり書で確認するべきチェックポイントや、費用項目と相場などについて解説した。
外壁塗装の見積もりは、3〜5社から見積もりを取り、比較するのが一般的だ。
そのため、いくつかの一括見積もりサイトを利用し、複数の外壁塗装業者から幅広く見積もりを取ろう。
見積もりを取ったら、本記事で紹介したチェックポイントに沿って、各見積もり書を確認してほしい。
少しでも疑問な点があれば、一括見積もりサイトの専門アドバイザーに相談してみよう。
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外壁塗装の見積もりに関するよくある質問

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