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おすすめの不動産一括査定サイト3選!【2025年最新】提携数や対応エリアを比較

この記事で解決できるお悩み
  • おすすめの不動産一括査定サイトを教えてほしい
  • 不動産一括査定サイトを利用するメリットが知りたい
  • 不動産売却における一括査定サイトの有効活用方法が知りたい

複数の不動産業者に同時に査定の依頼をかけるインターネットサービスのことを「不動産一括査定サイト」と呼ぶ。

サイト運営側が厳選した業者に情報が提供され、それぞれの不動産会社から査定見積もりの連絡が来るという仕組みだ。

不動産を売却する際、複数の業者から見積もりを取って比較検討することは、より良い条件での売却には欠かせない、いわば”必須事項”とも言える。

そこで当記事では”2025年最新版”と題し、おすすめの不動産一括査定サイトを3つ紹介する。

実績・対応エリア・提携業者数といった基本的な情報はもちろん、サイト運営元の社会的信頼性や登録不動産業者の管理体制などにも切りこんで徹底分析する。

「安心して使える一括査定サイトを探している…」

「優良な不動産会社に効率よく査定依頼をしたい!」

というお悩みを解決し、前向きな気持ちで売却活動へと進むために役立つ有益な情報をまとめている。

不動産の売却を検討している人はもちろん、一括査定サイトについて知識を深めたい人は是非最後まで読んで参考にしてほしい。

\5年連続不動産査定サイトNO.1

※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

目次

おすすめの不動産一括査定サイト3選!

不動産査定が初めてという人でも安心して使える”おすすめの一括査定サイト”を3つ紹介する。

いずれもサイト運営元には高い社会的信頼性があり、査定先である不動産業者も優良な企業だけを揃えた安全性の高いサイトである。

一括査定サイトに興味のある人やどのサイトを使おうか迷っている人は、是非活用してみることをおすすめする。

リビンマッチ

リビンマッチは、リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場)が運営する不動産ポータルサイトである。

2006年のサービス提供開始から、20年以上にわたり不動産メディア運営の最先端として事業を展開。

現在では、複数サービスを擁する日本最大の不動産一括比較サイトとして、延べ8,900以上の関連加盟企業数を誇る規模へと成長を遂げている。

概要・特徴
  • ユーザーの幅広いニーズに対応できるポータルサイト
  • サイト利用者数は440万人突破!国内最大級の不動産一括比較サイト
  • 不動産査定サイト認知度No.1 使ってみたい不動産査定サイトNo.1を5年連続で獲得
  • Google及び Yahoo!JAPAN の正規代理店認定を獲得
メリット
  • 運営約20年の老舗サイト。サービス提供元は東証グロース市場上場企業で安心!
  • 郊外でも地場の強い不動産会社の取り扱いあり。エリアを問わず活用できる
  • 最短45秒で手軽に無料一括査定が申し込める
デメリット
  • 売却の専門サイトではない
  • 電話による相談窓口はない

リビンマッチの提供する不動産査定サービスは、リースバック・外壁塗装・リノベーションなど幅広い。その中の一つに”不動産売却”がある。

マンション・土地・戸建てはもちろん、一棟アパートや投資用マンション・店舗倉庫など取り扱い対応物件の種別が豊富で、約1,700社の厳選された加盟店の中から最大6社に無料査定を依頼できるのは大きな強みだ。

「ゆくゆく売却を検討していて、今は査定額だけ知りたい」

「査定額によっては売却を検討」

「いますぐに売却活動へと進みたい」

など、売却へ向けた意欲や気持ちの大きさは1人1人異なるだろう。

物件が建っているエリア・物件の状態はもちろん、個々のニーズも加味しながらユーザーと不動産業者をマッチング。

最大6社に無料で一括査定を申し込め、独自の審査を経た優良不動産会社の中から、自身に合った会社を自動でピックアップしてもらえるのは大変便利である。

「売却の専門のサイトではない」という点は、デメリットという意見もあるが「総合的な知識量が多い」という点ではメリットと捉えることもできるだろう。

リビンマッチは年間で約180,000件を超える売却査定の依頼を受付。売却だけに絞って見ても実績は十分だと言える。

「どこの一括査定サイトがいいかな?」と悩んだら、まずはリビンマッチを選んでおけば間違いないと言える”安心感”と”信頼性”がある。

\5年連続不動産査定サイトNO.1

※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

HOME4U

HOME4U(ホームフォーユー)とは、情報サービス事業国内最大手のNTTデータグループが運営する不動産の総合サイトである。国内初の不動産ポータルサイトとして業界をけん引。

実際 23年間での累計売却査定数は65万件以上と、圧倒的な実績を誇る。

NTTデータグループの情報サービス事業で培った技術とノウハウをいかした、質の高いサービス提供が同社最大の武器だと言えるだろう。

概要・特徴
  • 全国対応 NTTデータグループが厳選した2,500社以上の優良企業
  • 契約成立率は不動産情報サイト業界No.1!満足度の高い査定に期待
  • フリーダイヤルでのユーザーサポートコールセンター完備
  • セコムのSSLサーバーとプライバシーマーク認定で大切な個人情報の入力も安心
メリット
  • 地域密着企業と大手企業 それぞれをしっかり比較できる
  • ユーザーに代わりに断りの連絡をしてくれる
  • 創業23年で培った知見を駆使し 提携先の業者を徹底管理
デメリット
  • 売却専門のサイトではない
  • コールセンターの対応は平日のみ

HOME4Uでは、サービスの質の高さを強みとしている。実績23年で培った経験を活かした独自の審査基準で厳選した業者のみと提携。

参画後も、悪質業者が紛れ込んでいないか管理体制を徹底しており、安心して査定依頼ができる環境を整えている。

また、サイト側の使うSSLサーバーは セキュリティ会社大手のセコムが提供している。

個人情報について適切な保護措置を講じている証拠として、プライバシーマークの認定も獲得するなど、「安心・安全」という面でこれ以上ない万全な体制が敷かれている点は高評価ポイントだ。

一括査定サイトと聞くと「営業電話が怖くて査定依頼に踏み切れない…」という人もいるだろう。

HOME4Uでは、ユーザーに代わって断り連絡を代行するサービスがある。他にもメールや電話による相談窓口など、ユーザーサポートサービスが充実している点は、同社の大きなメリットだ。

電話窓口を利用する際には、対応時間に注意しよう。

2025年3月時点で、ユーザーサポートセンターの対応時間は平日10:00〜18:00となっており、土日・祝日や夜間帯には対応していない。

それでも、専属のオペレーターが電話でも売却査定依頼を受け付けているなど、利便性の高さは満足度の高いものとなっている。

イエウール

イエウールとは、株式会社Speee(東証グロース上場企業)が運営する、不動産売却を専門に取り扱うポータルサイトである。

”不動産会社の一括査定サイトに関するランキング調査(東京商工リサーチ調べ)”では、利用者数・提携業者数・エリアカバー率の3部門全てで1位を獲得。

サービス提供開始は、2014年と業界内では後発だ。しかしながら、業界をけん引するHOME4U・リビンマッチと肩を並べる規模にまで成長を遂げている、今注目の実力派サイトだ。

概要・特徴
  • 主要査定サイトトップの2,600社以上の業者と提携
  • 家査定シミュレーターや不動産に関するコラムが充実
  • 年間20万件を超える物件の売却をサポート。多くの人が納得する査定を実現。
メリット
  • 月間の利用者数は3.3万人以上 
  • クレームの多い業者とは契約を解除しているので安心
  • 売却査定専門サイトとしての豊富な知識と幅広いネットワーク
デメリット
  • 電話による相談窓口はない

イエウールの躍進は、最新の不動産ニュースやコラムなど不動産業界に特化した情報発信を行う新聞社”住宅新報”にも取り上げられるほどだ。

国内の大手不動産会社はもちろん、地域の市場に強いネットワークを持つ地元密着型の不動産会社など、2,600社を超える業者と加盟店契約を結んでいる。

全国47都道府県どこの物件であっても、最適な査定価格の提案が受けられるだろう。

また、個人情報の入力なしで使える「家査定シミュレーター」も人気コンテンツとなっている。

簡易査定ながらも、売却価格のおおよその目安がわかると同時に、年数の経過に応じた査定価格の下落率など参考になる情報が揃っている。

無料一括査定を依頼する前の情報収集として、活用してみるのもおすすめだ。

不動産一括査定サイトの選び方

上項では”おすすめの不動産一括査定サイト3選”を紹介したが、ネット上ではこれ以外にもたくさんの類似サービスが散見される。

利用を検討している人の中には「たくさんありすぎてどのサイトを使えばよいか分からない…」と感じてしまう人も多いはずだ。

また、優良な一括査定サイトを装って個人情報を抜き取る・安全性の低い業者を紹介してくる、といった危ないサイトも存在するのが現状だ。

サイト選びに迷ったら、以下6つのポイントを考慮して利用先の検討を進めると良い。

それぞれ解説する。

提携企業数

提携企業数とは、サイト側が提携を結んでいる不動産業者の数のことだ。

一括査定サイトでは、1回の情報入力で複数の不動産業者に一括で査定を依頼できるが、この時ピックアップされる業者が”提携企業”なのである。

一括査定サイト側では、どのような状態の物件・どんなエリアの物件が来てもユーザーのニーズにあった不動産会社に査定依頼ができるよう、全国各地幅広い不動産業者と提携を結んでいる。

全国的に名の通った大手企業はもちろん、地域に愛される小規模の不動産屋まで様々だ。

提携企業数が多いサイトを選べば、それだけ多くの選択肢の中から自分にピッタリな業者の査定が受けられる。

今回紹介している3つの不動産一括査定サイトの提供企業数は、1,700社~2,600社だ。これは業界内でも多い方に該当する。

この数字を一つの目安とし、検討を進めてみると良いだろう。

対応エリア(エリアカバー率)

対応エリアとは、一括査定サービスに対応している都道府県や市区町村のことを指す。

都市部にある物件の売却を検討している人であれば、あまり気にしなくても良い項目ではあるが、郊外の物件の場合には注意が必要だ。

一括査定サイトによっては全国すべてのエリアに対応しておらず、郊外や人口の少ないエリアの物件では査定の対象とならないこともあるのだ。

これには、先ほど触れた「提供企業数」が影響している。大手不動産会社でも、地方の一部エリアには対応していないことも多い。

その際には、その地域の中小不動産会社と提携を結んでいるかどうかがエリアカバー率のカギを握る。

物件の立地条件に不安のある人は、まずは自分の物件が対応エリアに含まれるかどうかをチェックするとよい。

最大査定数

最大査定数とは、1回の情報入力で査定を依頼できる業者の上限数を意味する。

最大査定数が5社であれば、1回の査定依頼で”最大5社の不動産業者”に査定を依頼できるということだ。

今回紹介した3つの一括査定サイトは、いずれも最大査定数は6社となっている。この数字は、不動産売却を検討している人にとって、非常に良い数字と言えるだろう。

より良い条件での売却を叶える為には、相見積もりと複数社の比較検討が必須だ。しかしながら、査定依頼先が多くなればなるほど、営業担当との対応の手間も大きくなる。

「一旦6社に依頼をかけ、ここから気になる業者を半分程度に絞り込んで本格的な訪問査定を依頼して検討をすすめる」そう考えた時に、多すぎず少なすぎない数なのだ。

6社よりも多い・少ないはサイトによって様々だが、多すぎると比較対象が増えて良いものの、対応の手間がかかる。

逆に少なすぎると対応の手間こそかからないが、しっかりと比較検討が叶わないと一長一短が生まれてくる点には注意したい。

審査スピード

審査スピードとは、一括査定サイトにて依頼をかけてから査定結果の連絡がくるまでの時間のことだ。

実際の査定は不動産業者側が行うため、一見すると一括査定サイト側はスピード感に関与しないようにも見える。

しかし、同じ不動産業者に査定依頼をしていても、利用した一括査定サイトによって、連絡がくるまでの時間に差が出るケースも多い。

これは、”サイト側が素早く不動産業者側と連携をとっているかどうか”に違いがあるからだ。

目安としては、平日の日中であれば査定依頼をしたその日の内に、不動産業者側からコンタクトがあるのが望ましい。

もちろん、不動産業者側の混雑具合なども影響してくるので、すぐに連絡が来ないからといって良くないサイトと言い切ることはできない。

口コミ評価などを参考に、利用者の満足度の高いサイトを選ぶと失敗がないだろう。

実績は豊富か

ここでの実績とは、これまでの売買査定実績や実際に査定から成約に結びついた数のことを指す。

実績に自信のある会社は、サイトのトップページなどで大々的にこれまでの実績を公表している。

実績がないからといって、危ないサイト・ちゃんとした見積もりがとれないサイトという訳ではないが、ある程度の実績がある方が安心感につながるはずだ。

  • 自身の個人情報に加え、物件と言う大切な資産に関する情報を入力する
  • 入力した内容が不動産業者に共有される

という大切な個人情報を取り扱う事柄だからこそ、安心して任せられるサイトを選んでほしい。

申し送りの有無

査定にあたって必要事項を入力する際、自分の希望や要望を申し送りとして、不動産業者に伝えられるサイトを選ぶことをおすすめする。

というのも、不動産一括査定サイトを使うと入力した内容が、査定を依頼する不動産業者にそのまま送られる。

不動産売却に対して特別な希望や要望がある場合、予め入力しておいた方が、全ての査定先に事前に伝えることができるので話がスムーズに進むだろう。

不動産業者から連絡が来た際に毎回説明する手間も省ける。

物件に関する情報とユーザーの個人情報のみの聞き取りに留まり、こちらの気持ちや意欲など伝えておきたい内容を、入力しないまま査定依頼へと進んでしまうサイトも多い。

以下の項目があると、自分の気持ちを正確に不動産業者へ伝えて連絡を待つことができる。

  • 売却活動への意欲(今は査定のみ、すぐにでも売却したい など)
  • 査定依頼の理由
  • お悩みや相談事の選択(賃貸も検討したい、住宅ローンの返済が困難 など)
  • 自由入力欄

当記事で紹介している3つのサイトでは、リビンマッチとイエウールが選択制で上記3つの項目を完備しており、HOME4Uでは最後に自由入力欄が設けられている。

執拗な営業を避けたい人や、できるだけスピード感を持って対応してほしいなど、こちら側の希望を伝えることで、お互いにストレスフリーで売却活動をスタートさせられるだろう。

\5年連続不動産査定サイトNO.1

※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

不動産一括査定サイトを利用するメリット

不動産一括査定サイトの利用には、様々なメリットがある。

気になる不動産会社1社1社にコンタクトをとって査定を依頼するよりも、効率的に売却先の検討を進めていけるはずだ。

5つのメリットをそれぞれ詳しく解説する。

1回の入力で複数社に査定依頼できる

不動産一括査定サイトを使う最大のメリットは「1回の情報入力で複数社からの相見積もりが取れる」ことにある。

不動産売却で大切なのは、複数社からの見積もりを比較・検討することだ。

金額だけでなく、不用品の処分や売却後のサポート、担当者の雰囲気など総合的に比べて慎重に選ぶことが求められる。

しかしながら、不動産業者1社1社のホームページを訪れ、個人情報を都度入力していくのは手間と時間がかかるものだ。

不動産一括査定サイトであれば、入力した内容がそれぞれ査定依頼先の不動産業者に共有される。

ユーザー側としては、入力の手間は1回だけで済むのだ。

1,000社・2,000社という不動産業者の中から、自分の物件に合う業者を自動でピックアップしてくれ、査定の依頼をかけてくれるのは効率の面からも大変利便性の高いサービスだと言える。

無料で査定ができる

不動産一括査定サイトの利用は、基本的に無料である。

冒頭で紹介した3つ以外にも、インターネット上にはたくさんの一括査定サイトが存在するが、そのどれもが無料でサービスを提供している。

これは、実質的な費用負担は不動産業者側が担っているためであり、査定を依頼する側であるユーザーは無料でサービスを利用できるのだ。

査定後に何か請求が来たり、査定から成約に至った場合に仲介手数料を徴収されるといったことは一切ないため、安心して利用してほしい。

物件の相場が簡単にわかる

複数の業者から見積もりをとることで、自分の物件の”最新の相場”が簡単に調査できる。

物件を売却する時は、価格の設定が最も重要なポイントとなる。相場よりも高すぎれば買い手がなかなか見つからず、反対に相場よりも安く出し過ぎると損をしてしまう。

今後の売却活動をスムーズかつ後悔なくすすめるためにも、物件の最新の相場を正しく把握しておくことは大切だ。

1社からしか見積もりを取らないと「そんなもんなのかな?」と、その1社の査定額が適正かどうか分からないまま契約を進めることになる。

また 見積もり先が2社だけだと「こちらのほうが高値をつけてくれたから。」と、これもまた適正価格かどうか分からないままとなってしまう。

物件の状況や立地などにもよるが、最低でも4社・できれば5社以上から見積もりをとることが推奨されている。

複数社からの見積もりを比較すれば、数十万~数百万の差はあれど、おおまかな相場の目安はつかめるだろう。

一括査定サイトの多くは、1回の入力で5社以上の不動産業者に査定依頼ができる。これを有効に活用して、適正な相場価格の把握に努めてほしい。

悪徳な業者を避けて査定依頼ができる

数ある不動産業者の中から、厳選された安全性の高い業者だけに査定依頼ができるのも、不動産一括査定サイトを使う大きなメリットだ。

不動産業者の中には、

  • 個人情報を抜き取る目的で査定を行う(実際には見積もりなどはしない)
  • 訪問査定と偽り金品を盗む
  • 高額な家賃を請求するリースバック詐欺
  • 勝手に不動産を売却し代金をだまし取る地面師詐欺
  • 見積もりで手付金を請求し持ち逃げする

など様々な手法を企む悪徳業者も多く存在する。自分の身を守る為にも、悪意のある業者へは接触してはいけない。

各一括査定サイトでは、不動産業者と提携を結ぶ前に審査を行っている。その道のプロがしっかりと見極め厳選した、安全性の高い業者だけが提携先となっているのだ。

加えて今回冒頭で紹介した3社では、提携を結んだ後にも怪しげな動きがないか管理を徹底し、常に監視の目を光らせていてさらに安全性が高い。

悪徳な業者も手口を巧妙化させており、ホームページの内容だけで見極めるのは非常に困難だ。

悪意のある業者を避けて安全に査定依頼をしたい、安全性の高い不動産業者かどうか判断に自信がない…という人は、一括査定サイトの利用がおすすめだ。

売却しなくてもOK

不動産一括査定サイトを使ったからといって、”100%売却しなくてはいけない”ということはない。

「思っていた価格で売却できそうにないので、一旦検討をやめる。」

「売却ではなくリフォームをして住み続けるのも良いかも…」

など、検討していく中で方向性を変える人は多い。

必ずしも売却に向けて進んでいく必要はなく「これからどうするかを考えるために、売ったらいくらになるのかを知っておきたい」という軽い気持ちでの査定依頼もOKだ。

不動産業者からの営業電話が不安な人は、HOME4Uのように、お断りを代行してくれるサイトを選んだり、連絡があった際には”まだ本格的には検討していない”旨を予め伝えておくとよいだろう。

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

不動産一括査定サイトを利用するデメリット

利便性が高く多くのユーザーに利用されている不動産一括査定サイトだが、利用に際し注意するべきポイントがいくつかある。

後から「知っておけばよかった…」と後悔しないためにも、予め頭に入れておいてほしい。

それぞれ詳しく解説する。

複数社から営業電話がある

不動産一括査定サイトを使うと、依頼先である不動産業者から連絡が入る仕組みになっている。「この営業の電話が面倒…」というマイナス意見が1つめの注意点だ。

築年数やおおよその住所だけで査定できるサイトもあるが、精度が低い。匿名でそれなりに精度のある査定を…という希望はなかなか難しいのが現状だ。

査定結果は、不動産業者から直接メールや電話にて連絡が入る。

いきなり営業担当者から電話がかかってくるパターンもあれば、一旦メールで連絡が入り電話連絡の日時希望を聞いてくるパターンなど、対応方法は不動産業者によって異なる。

6社に依頼をかければ、基本的に6社全てから査定結果の連絡を兼ねた営業電話が入ると思っておいてほしい。

不動産業者の担当者としては、「他社ではなく自社と契約を結んでほしい」という思いがあるため、査定結果だけを伝えてくるのではなく、営業トークが混じってくるのは避けられない。

とはいえ本格的な売却活動を行うのであれば、担当者を招いた訪問査定にも進む必要があるため、電話やメールでのコミュニケーションの中から、業者の営業スタイルとの相性を見定めていくことも必要である。

営業電話が苦手…という人は「自分ひとりでは決められないので、まずは御社の査定結果や諸条件を聞かせてほしい。」「複数社に依頼をしており、家族と相談して決める。」と最初に自分の意見を言うことが大切だ。

その上で「分からないことがあったらこちらから連絡するので、かけてきてもらっても電話には出られない。」と最後にはっきりと伝えておくと良い。

査定価格はあくまで目安の金額

不動産一括査定サイトを通して行う査定は、あくまでも「簡易査定」だ。1回のサイト利用で、複数社からの正式な査定額を揃えられるわけではない点は注意してほしい。

一括査定で得られるのは、入力した情報を元に算出した”あくまでも目安の金額”であり、実際に担当者が訪問して、建物内の状況を確認した上で算出される正式な査定額とは異なる。

「当初簡易査定として出されていた金額とは異なる額で、最終的に契約を交わした。」という人がほとんどだ。

このように聞くと、「簡易査定では高額な査定額を出しておいて、実際はなんだかんだと引かれて買いたたかれるのではないか」と感じる人もいるだろう。

物件の状況は、もちろん周辺環境など様々な要因が考えられるので一概には言えないが、簡易査定の結果から減額となるケースだけではなく、訪問審査を経て大幅な増額となるパターンも少なくない。

減額、増額どちらに転ぶかは物件によりけりとはなるが、一括査定で得られる査定結果と実際の契約額には多少の変動がつきものだということは理解しておくと良い。

査定の内容や詳細については、記事下部の「不動産会社が査定を行う」でも解説しているので併せて参考にしてほしい。

査定できないケースもある

ケースとしては稀だが、物件の立地条件によっては不動産一括査定サイトを使っても複数社への一括査定ができないこともある。

具体的には 極端に人口の少ない地域や、都市計画区域外や市街化調整区域といった売却が困難なエリアに建つ物件は査定を受けてもらいにくい。

これは、売却が困難な物件を査定・仲介することは、不動産会社側にとってメリットがほとんどないことに起因する。

このような物件は、買取や更地にしてから売却するなど、他の方法を取るほうがスムーズに売却が叶うこともある。

物件の立地条件や周辺環境に不安がある人は、一括査定サイトの「対応エリア(エリアカバー率)」をチェックし、自分の物件が該当するかどうか確かめておくと良いだろう。

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不動産一括査定から売却までの流れ

不動産一括査定サイトを使ってから実際に買い手探しが始まるまでは、一般的に6つのステップに沿って進んでいく。

  • ネット申し込み(一括査定サイトの利用)
  • 簡易査定
  • 査定内容が届く
  • 訪問査定
  • 査定内容が届く
  • 不動産会社と契約して販売活動開始

仲介による売却の場合、査定から売却完了までにかかる日数は3か月~半年程が一般的だ。

想像しているよりもスピード感があり、とんとん拍子で話が進んでいったという声も多く聞かれる。

落ち着いた気持ちで手続きを進めるためにも、事前に全体の流れを把握しておくことが大切だ。

それぞれ解説する。

ネット申し込み(一括査定サイトの利用)

気になる不動産会社に電話をかけて1社1社に売却査定を依頼する方法もあるが、業者選びや説明に大変な手間と時間がかかる。

本格的な営業をかけられてしまうケースも多く、効率良く複数社を比較検討できなくなるリスクもあるため、あまりおすすめできない。

スムーズに複数の見積もりを揃えるためにも、一括査定サイトを使って査定依頼や売却相談へと進めていくとよい。

いずれの査定サイトも、サービス利用に際し料金が発生することはない。また、依頼自体もお手持ちのスマホやパソコンなどから、時間帯問わず手続きできるサイトが大半を占める。

「まずは情報収集!」くらいの軽い気持ちでOK。気になる不動産査定サイトをいくつかのぞいてみるのもおすすめだ。

申し込み時には、詳しい内容を入力すればするほど査定の精度が上がる。反対に、分からない項目を適当に入力してしまうと、査定結果に誤りが生じてしまうので注意が必要だ。

手元にある書類や覚えている情報を正しく入力し、分からない部分は「不明」を選択して精度の高い簡易査定へとつなげてほしい。

申し込み時の入力事項については「不動産の一括査定に必要な書類は何ですか?」でも解説しているので、目を通しておくと良いだろう。

不動産会社が査定を行う(簡易査定・訪問査定)

不動産会社の行う査定は、全部で2種類ある。

  • 簡易査定
    • 一括査定サイトに入力した内容だけで簡易的に計算される査定。机上査定と呼ぶ場合もある
  • 訪問査定
    • 担当者からのヒアリング、不動産の状態・交通の便や周辺環境など様々な情報を考慮して算出される精度の高い査定

不動産一括査定サイトを通して行った”簡易査定”の結果を比較して、”訪問査定”の依頼をかけるという流れで進んでいくことが一般的だ。

査定の過程で電話がかかってくることもある。単純に査定に必要な情報をリサーチするための電話はもちろん、自社に仲介手続きを依頼してほしいという営業電話も少なくない。

電話対応については「複数社から営業電話がある」を参考に、必要に応じてはっきりと断る勇気を持つことも大切となる。

査定内容が届く

簡易査定・訪問査定いずれの場合でも、査定内容が届いたらその内容をしっかりと比較・検討するステップへと移る。

査定結果の連絡までには、簡易査定の場合で数日・訪問査定では10日から1週間程度かかることを頭に入れておいてほしい。

売却時ということもあり、比較する際にはどうしても金額面にばかり目が行ってしまいがちだ。

もちろん少しでも高値で売るためには、自分の物件を高く評価してくれる不動産業者を選ぶに越したことはない。

それでも、査定の根拠や諸手数料・サポート体制の手厚さなど、他にも目を向けるべき項目は多々ある。

営業スタッフの言葉遣いや対応の良し悪しなど、総合的に判断して売却活動の良きパートナーとなる業者を選んでほしい。

不動産会社と契約して販売活動開始

仲介を依頼したい不動産会社が決まったら、担当者へ連絡を取り媒介契約(ばいかいけいやく)を締結したい旨を伝えよう。

「媒介契約」とは別名 仲介契約とも言い、不動産取引の際に間に入ってもらうために結ぶ契約だ。

物件売買のシーンにおいては、買い手を募るための広告活動や交渉・内見のスケジュール組みから案内・各種法的手続きまで幅広いサポートをお願いすることになる。

この媒介契約には3つの種類があり、それぞれ異なる特徴を持つ。

一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約
自分で買主を見つけるOKOKNG
広告の掲載を依頼できる会社の数複数1社のみ1社のみ
販売活動の報告義務なし2週間に1回1週間に1回
スピード感
売却価格の満足度
サポートの手厚さ

どの契約形態を選ぶかは、買い手が決まるまでの期間や不動産の売却価格を大きく左右することになる。

駅近や築浅といった一般的に高い需要のある人気物件では、一般媒介契約が選ばれる傾向にある。

「売主側が希望する条件」での買い手を見つけやすい契約となるため、場合によっては日数がかかるケースもあるものの、納得感の高い売却が叶うだろう。

専任媒介契約は、3つの中で最もバランスの取れた内容だ。

不動産会社のサポートも得ながら、スムーズで納得感を持って売却活動を進めていける。

専属専任媒介は、スピード感や手間のかからなさを重視して、売却活動を進めていきたい人におすすめだ。

売主側の希望する条件が通るかどうかよりも、不動産会社にお任せするスタイルだとイメージしてほしい。

どのスタイルでの契約にするかは、不動産業者の担当者ともよく話し合いながら、物件の条件なども加味して慎重に検討を進めてほしい。

この契約締結をもって、本格的な売却活動がスタートとなる。

\5年連続不動産査定サイトNO.1

※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

不動産売却で一括査定サイトを有効活用する方法

不動産一括査定サイトをより有効的に活用し、より良い条件での売却を叶えるためには、これから紹介する3つのコツをおさえることが大切だ。

査定結果をより賢く使い、納得感のある売却へとつなげてほしい。

それぞれ解説する。

査定したい物件の情報を事前にまとめておく

単に複数社からの査定を並べて比較するよりも、それらの査定価格が妥当なものかどうか見極めることは、納得感を持って売却活動を進めていく上で重要なカギを握る。

そのために、自分自身のチカラで物件に関する情報をある程度まとめておくと良い。

把握しておくとよい情報
  • 周辺エリアの売却成約事例
  • 間取りや築年数をベースとした売却金額の目安
  • 住宅ローン残高の有無と具体的な金額
  • ローン一括返済手数料(住宅ローンの残債がある場合)

情報収集の際におすすめなのが、国土交通省が提供する「不動産情報ライブラリ」だ。

公平性があり、不動産の取引価格だけでなく今後の地価に大きく影響する、都市計画情報や周辺施設情報等など幅広い情報が得られる。

一方で「相場を知るために不動産会社が運営する売買サイトを参考にする」という意見もあるが、こちらは要注意だ。

売買サイトに書いてある値段は、あくまでも買い手側に向けた売値であり、売主の手元に入る額や買い手側が実際に支払う金額とは大きく異なる。

あくまでも参考程度に…という気持ちで見るにとどめておいてほしい。

ローン残高の有無や一括返済時の手数料は、売却の目標価格を算出する際に必要となる項目だ。

「〇千万円で売却できる」とだけ聞くととても高額に感じてOKしてしまいたくなるが、実際ローンの残債や仲介手数料などを差し引くと手元に残るお金はほんの僅か…というケースも少なくない。

納得できる売却を目指すためにも、手元に残る額を正しく把握できるよう情報を集めることを忘れずに。

必ず複数社へ査定を依頼する

時間や手間を惜しんで1社だけの査定で売却先を決めるのはNGである。

不動産は大切な資産だ。数百万、数千万という大きなお金が動く事柄だからこそ、多角的な目線を持って物件の価値を見出し、信頼できる業者を見つけてほしい。

査定を1社のみに依頼する人の多くは、

「複数の業者と話をするのは面倒…」

「どこの不動産屋を使っても大して変わらないだろう」と口を揃えて言う。

実際、利用する不動産業者によって 数百万単位で売却額が変動するケースは少なくない。

これは、販売ルートやコネクションといった横のつながり・買い手探しに向けた広告の打ち方など、各社得意な分野が異なるからだ。

売却する物件に合う業者を見つけるためにも、一括査定サイトを使って最低でも3社・できれば5~6社を目標に、相見積もりを取ることを心がけてほしい。

簡易査定の中から、2〜3社を選び訪問査定を依頼する

一括査定を6社に依頼した場合、次のステップである「訪問査定」には2~3社を目安に依頼をかけると良い。

訪問査定では、一括査定時に入力した情報だけでなく、実際に担当者が目で見て判断した内容を考慮に入れて計算する査定が受けられる。

担当者を家に招いて対応するという手間こそあるものの、一括査定サイトの情報だけで算出される簡易査定よりも精度の高い査定が受けられる。

簡易査定だけで、仲介を依頼する業者を決めるのはおすすめできない。

業者によっては簡易査定と訪問査定の額に大きな違いが生じる場合も多く、他にも営業担当との相性やレスポンスの速さなど、各社の対応の違いを肌で感じることも、訪問査定の目的の1つだからだ。

訪問査定の結果を用いた比較・検討は、より後悔のない業者選びへとつながる。

\5年連続不動産査定サイトNO.1

※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

安全性の高い不動産査定サイトを選んで納得感のある売却を目指そう

当記事では、不動産売却の際に活用するべき一括査定サイトについて解説した。

一括査定サイト自体は、正しい価格で不動産を評価し売却するため”必須ツール”だと言える。

記事内で紹介したコツやポイントをおさえて優良なサービスを選び、有効的に活用してほしい。

不動産一括査定サイトは、無料で使える上にメリットが大きく、効率的かつ満足度の高い売却を目指す人は使わない手はない優良ツールだ。

しかしながら、すべての査定サイトが安全な作りになっているとも限らず、決して良いとは言えないグレーな業者を紹介してくるケースも散見される。

利用者側には、安心して利用できるサイトを見極める力も求められてくるのが現状だ。

不動産売却では、数百万数千万という大きなお金が動く。大切な資産を手放す時だからこそ、信頼のおける不動産会社と協力して売却活動を進めていくことが大切である。

当記事で紹介した「リビンマッチ」「HOME4U」「イエウール」は、サイト運営元の健全性はもちろん、登録されている不動産業者の管理体制も整っている優良サービスだ。

パートナーとなる良き不動産会社と巡り合うためにも、まずは一括査定サイトを使って売却活動の第一歩を踏み出してみるのはいかがだろうか。

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

不動産査定サイトに関するよくある質問

不動産の一括査定に必要な書類は何ですか?

手元に書類がなくても、一括査定の申し込みは可能だ。

物件の面積と築年数が分かる書類が準備できていると、より精度の高い査定が叶うだろう。

一括査定依頼で入力する項目は、サイトにもよるが以下のようなものが一般的だ。

入力事項(例)
  • 物件の住所
  • 築年数
  • 専有面積、延べ床面積、土地面積
  • 間取り
  • 査定依頼者と物件名義人との関係
  • 売却希望時期
  • 査定依頼者の住所、氏名、連絡先、年齢

このように一見すると多いものの、必須となる項目は 氏名、物件の住所、電話番号など基本的な項目のみとなっているケースが多い。

面積など、込み入った内容には「不明」や「わからない」といった回答が用意されており、細かな数字を把握していなくても問題なく査定依頼ができる。

1回目の依頼時から質の高い査定をお願いしたいという人は、上記の項目が分かる書類を用意しておくのがおすすめだ。

「ひとまず、自分の知っている情報の範囲で…」というライトな気持ちでも、査定依頼は可能なので安心してほしい。

地方の物件にも強い不動産一括査定サイトはありますか?

郊外にある物件を売却する場合には、地域の特性に精通し独自のルートで購入者を探し出せる地域密着型で、温かみのある不動産会社が好まれる傾向にある。

地方の物件にも強い不動産会社の紹介を受けたい時には、一括査定サイトの「提携企業数」や「対応エリア(エリアカバー率)」に注目すると良い。

当記事で紹介した3つの一括査定サイトは、いずれもその地域に詳しい企業と大手企業の両方に査定依頼できる点が高く評価されている。

郊外の物件をより良い条件で売却したいと考えている人も、安心して利用してみてほしい。

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」

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