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不動産買取の流れとは?準備から契約完了までの全手順とかかる期間を完全解説

この記事で解決できるお悩み
  • 不動産買取の流れが知りたい
  • 不動産買取にかかる期間を知りたい
  • 不動産買取で必要な準備を知りたい

不動産を売却する方法には、仲介と買取の2種類がある。

不動産買取は、短期間で確実に売却できる手法として注目されており、特に「早く現金化したい」「買い手を探す手間を省きたい」といったケースに適している。

しかし、不動産買取の具体的な流れや必要な手続き、かかる期間を知らなければ、スムーズな売却が難しくなる。

本記事では、不動産買取の基本から、具体的な流れやかかる期間の目安まで詳しく解説する。不動産の買取を検討している方は、ぜひ参考にしてほしい。

\5年連続不動産査定サイトNO.1

※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

目次

知っておくべき不動産買取の基本と流れの全体像

知っておくべき不動産買取の基本から詳しく見ていこう。

不動産買取には2種類ある

不動産買取とは、不動産会社が直接買い取る売却方法のことだ。買い手を探す仲介売却とは異なり、不動産会社が即座に買い取るため、短期間で売却が完了するのが特徴である。

不動産買取には、「即時買取」と「買取保証付き仲介」の2種類がある。即時買取は、買取業者と直接契約し、すぐに現金化できる方法だ。

一方、買取保証付き仲介は、まず市場に出して買い手を探し、一定期間売れなかった場合に不動産会社が買い取るという仕組みだ。

時間に余裕があり、高値で売却したい場合には、買取保証付き仲介を選ぶのも1つの方法である。

不動産買取は市場相場より価格が低い

不動産買取は、市場価格よりも2~3割ほど売却価格が低くなるのが一般的だ。これは、買取業者がそのまま再販売することで利益を得る仕組みのためだ。

ただし、すぐに現金化できるメリットがあるため、価格よりもスピードを重視する場合には適している。

不動産買取と仲介売却の違い

不動産買取は、スピーディーかつ確実に売却できることが最大のメリットである。

不動産会社が買主となるため、購入希望者を探す必要がなく、売却手続きが最短数日~1か月程度で完了する。

一方、仲介売却は市場価格に近い高値で売れる可能性があるが、買主が見つかるまでに時間がかかるのがデメリットである。

そのため、「早く売却したいなら買取」「できるだけ高く売りたいなら仲介」と目的に応じて選ぶのが良いだろう。

不動産買取の流れと期間の目安

不動産買取の流れは、大きく8つのステップに分けられる。

まず買取相場を調査し、必要書類を準備することから始まり、買取査定を受け、業者を決定した後、契約・引渡しを行う。売却後には確定申告が必要な場合もある。

早ければ1週間~1か月程度で完了するのが一般的だ。スムーズに進めるためには、事前準備をしっかり行い、信頼できる買取業者を選ぶことが重要である。

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

全8ステップ!不動産買取の流れを解説

不動産買取は、手続きの流れを正しく理解し、適切に準備を進めることでスムーズに進めることができる。ここでは、不動産買取の具体的な8つのステップを詳しく解説する。

ステップ1:買取相場の情報収集と必要書類の確認

不動産買取をスムーズに進めるためには、事前に買取相場を調査し、必要書類を揃えておくことが重要だ。それぞれ詳しく見ていこう。

買取相場を調べる

不動産の適正な買取価格を把握するためには、事前に周辺の類似物件の買取相場を確認することが重要だ。

買取価格は市場価格の7~8割程度が一般的だが、築年数や立地条件によって大きく異なるため、以下の方法で相場をなるべく把握しておくことが望ましい。

  • レインズ(REINS)などの不動産取引データベースを活用する
  • 不動産会社の買取実績をチェックする
  • インターネットの一括査定サイトを活用する

売却に必要な書類を準備する

不動産の買取手続きには、以下の書類が必要になる。事前に揃えておくことで、売却手続きをスムーズに進められる。

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書類の種類必要な書類備考
共通書類登記済証(権利証)または登記識別情報通知書所有権を証明する書類
印鑑証明書(発行から3か月以内)売主本人のものが必要
固定資産税評価証明書固定資産税の計算に使用
固定資産税・都市計画税納税通知書最新のものを用意
本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)本人確認書として提出
抵当権抹消書類(住宅ローンが残っている場合)銀行が発行する書類
土地のみ測量図、境界確認書境界線の確定のため
越境の覚書隣地とのトラブル防止
戸建て建築確認済証、検査済証建築基準法に適合している証明
設計図面建物の詳細情報が分かる書類
近隣との覚書・建築協定書地域ルールや制約を確認
マンション分譲時のパンフレット物件概要を把握するため
管理規約・使用細則マンション特有のルールを確認
直近の管理費・修繕積立金の明細継続的な費用負担を把握

ステップ2:買取査定を受ける業者を探す

不動産買取業者は多数存在するが、買取価格や条件が業者によって異なるため、複数の業者を比較することが重要だ。買取業者の選び方やポイントを詳しく見ていこう。

買取業者の選び方

不動産買取業者は多数存在するが、それぞれ得意とするエリアや物件の種類が異なるため、適切な業者を選ぶことが重要である。以下の基準で選定するとよいだろう。

  • 買取実績が豊富な業者を選ぶ
  • 売却スピードを重視するなら即時買取に強い業者を選ぶ
  • より高値で売却したい場合は買取保証付き仲介を扱う業者を選ぶ

一括査定サイトを活用する

不動産買取業者を探す際には、複数の業者から査定を受けられる一括査定サイトの利用がおすすめだ。

数分の入力で、複数の業者から査定価格を提示してもらえるため、業者選びの手間を省くことができる。

ステップ3:買取査定を受ける

買取価格は業者ごとに異なるため、最低でも2~3社から査定を受け、比較するのが望ましい。買取査定のポイントについて詳しく見ていこう。

机上査定と訪問査定がある

買取査定には、机上査定(簡易査定)と訪問査定の2種類がある。

  • 机上査定
    • 物件情報のみをもとに簡単な査定額を算出(即日回答が可能)
  • 訪問査定
    • 実際に業者が物件を訪れ、詳細な調査を行った上で査定額を決定(1週間程度かかる)
項目机上査定訪問査定
メリット即日回答が可能でスピーディー
費用や手間がかからない
複数の業者に依頼しやすい
物件の詳細な状態を考慮した正確な査定が可能
実際の市場価格に近い査定額が出やすい
査定の根拠を詳細に説明してもらえる
デメリット物件の実際の状態が考慮されないため、精度が低い
相場や過去のデータに基づいた査定のため、実際の売却価格と差が生じることがある
査定完了までに1週間程度かかる
業者とスケジュールを調整する手間が発生
訪問により売却を強くすすめられることがある

どちらを選ぶかは、査定の目的や状況によって異なる。スピードを重視するなら机上査定、正確な価格を知りたいなら訪問査定が適しているだろう。

複数の業者に査定を依頼した方がよい

買取業者によって提示価格や買取条件が異なるため、最低でも2~3社以上に査定を依頼し、比較することが重要である。

査定額だけでなく、買取後の手続きのスピードやサポート体制も確認するとよい。

ステップ4:買取業者の決定

買取査定を受けた後は、提示された価格を比較し、最も適した業者を決定する。しかし、単に査定額が高いからといって業者を選ぶのは危険である。

買取価格だけでなく、契約条件や対応のスピード、企業としての信頼性も慎重に見極める必要がある。

買取価格の適正性を確認する

買取価格は業者ごとに異なるため、最高額を提示した業者を選びたくなるが、その価格が市場相場と比べて極端に高い場合は注意が必要である。

なぜなら、一部の業者は最初に高額を提示し、契約直前になって減額を求めるケースがあるためだ。

価格だけでなく、査定額がどのように算出されたのか、価格の根拠を確認することが重要である。

契約条件を確認する

不動産の買取契約にはさまざまな条件が含まれるため、売買契約書をしっかりチェックすることが不可欠だ。以下の点を必ず確認しよう。

  • 契約解除の条件
    • 契約後にキャンセルする場合の違約金の有無
  • 手付金の金額と支払い時期
    • 契約締結時に支払われる金額
  • 買取後の瑕疵担保責任
    • 売却後に物件の欠陥が発覚した際の責任の所在

業者の実績と信頼性を確認する

買取実績が豊富な業者を選ぶことが、スムーズな取引を実現するカギとなる。特に、長年不動産買取を行っている業者や、口コミ・評判が良い業者を選ぶと安心だろう。

また、宅地建物取引業免許を取得しているかどうかも重要なポイントだ。

対応のスピードと柔軟性をチェックする

早く現金化したい場合、契約締結から代金の支払いまでの期間が業者によって異なるため、どの程度の期間で手続きが完了するのかを事前に確認しておくとよい。

特に、最短即日で契約・決済ができる業者を選ぶとスムーズに進められる。

ステップ5:査定額・諸条件の確認

査定額が提示されたら、金額だけでなく、契約に関わるすべての条件を細かく確認することが重要だ。契約後に不利な条件が発覚しないよう、次の項目を慎重にチェックしよう。

査定額が市場相場と比較して適正かどうか

提示された査定額が適正かどうかを判断するために、不動産の市場価格や近隣の買取実績と比較しよう。

一般的に、不動産買取価格は市場価格の7~8割程度が目安となるため、それを大きく下回る場合は理由を確認する必要がある。

契約解除時の違約金の有無

買取契約を締結した後、何らかの事情で売却をキャンセルする場合、違約金が発生するケースがある。

契約締結後に売主の都合で解約すると違約金が発生することが多いため、契約前にしっかり確認しておくことが重要だ。

売却後の瑕疵担保責任の有無

瑕疵担保責任とは、売却後に建物や土地に何らかの欠陥(シロアリ被害・雨漏り・地盤の問題など)が発覚した際に、売主がその責任を負うかどうかを定めるものである。

不動産買取の場合、契約不適合責任が免責されることが一般的であるが、条件をしっかり確認することが大切だ。

ステップ6:契約締結

買取業者を決定し、契約条件の確認が済んだら、正式に売買契約を締結する。契約の際には、売買代金の支払い時期や物件の引渡し日などを細かく確認し、契約書に署名・捺印する。

また、契約後のトラブルを防ぐため、内容を理解したうえで署名しよう。

ステップ7:引渡しと代金の受け取り

売買契約が成立した後は、事前に定めた引渡し日に買主へ物件を引き渡し、売却代金を受け取る。

引渡しの際には、所有権の移転手続きを行うために司法書士が立ち会い、買主へ正式に所有権が移ることを確認する。

不動産の売却では、売買契約時に5~10%の手付金を受け取り、引渡しと同時に残りの代金を受け取ることが一般的である。

引渡し当日は準備すべき書類が複数あるため、スムーズに進行できるように、事前に必要な書類を整理しておくことが重要だ。

また、住宅ローンが残っている場合は、事前に金融機関と完済のスケジュールを決めておき、司法書士へその証明書類を提出する必要がある。

ステップ8:確定申告の手続き

不動産を売却した後、譲渡所得が発生した場合は確定申告が必要だ。譲渡所得とは、売却価格から取得費や売却時にかかった諸費用を差し引いた金額のことで、所得税が課税される。

売却した不動産がマイホーム(居住用財産)の場合、3,000万円の特別控除を利用することで、課税対象額を大幅に抑えることができる。

この控除を適用すると、売却益が3,000万円以下であれば所得税が発生しないため、該当する場合は必ず申告の際に適用手続きを行うことが重要である。

確定申告の手続きは、売却した翌年の2月16日から3月15日までの間に行う。

申告には、不動産売買契約書や登記簿謄本、売却時の諸費用を証明する領収書などが必要となるため、売却完了後にこれらの書類をしっかり保管しておくことが求められる。

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

不動産買取業者の比較なら一括査定サイト

不動産買取は、買取業者によって査定額や条件が大きく異なるため、複数の業者を比較することが成功のカギとなる。

一括査定サイトを利用すれば、一度の情報入力で複数の買取業者に査定を依頼でき、最も高額な査定を提示した業者を効率的に見つけることができる。

ここでは、不動産買取に特化したおすすめの一括査定サイトを3つ紹介する。

おすすめの一括査定サイト①リビンマッチ|最短45秒で査定完了

  • 最短45秒で簡単査定依頼
  • 最大6社の査定額を比較できる
  • 全国1,700社以上の優良企業と提携
  • 24時間365日受付可能

リビンマッチは、東証グロース市場に上場しているリビン・テクノロジーズ株式会社が運営する不動産一括査定サービスで、利用者が簡単に査定を依頼できる。

最短45秒で査定依頼が完了し、最大6社の査定価格を比較することで、最も高額な買取業者を見つけることが可能である。

不動産の価値を知りたい、今が売り時か判断したいという方は、まずはリビンマッチを活用して査定を試してみよう。 

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

おすすめの一括査定サイト②HOME4U|23年の実績とNTTデータの信頼

  • 業界最長の23年の運営実績
  • 全国2,500社の優良不動産会社と提携
  • 最大6社の査定価格を比較できる
  • NTTデータグループ運営で安心のセキュリティ
  • 簡単60秒入力で査定依頼が完了

HOME4Uは国内初の不動産一括査定サービスとして2001年に誕生し、23年以上の運営実績を誇る。

提携する不動産会社は全国2,500社以上に及び、利用者は複数の査定結果を比較しながら、最適な業者を選ぶことができる。

さらに、HOME4UはNTTデータグループが運営するサービスであり、厳格なセキュリティ管理のもとで個人情報を保護しているため、安心して利用できるのも大きな強みだ。

おすすめの一括査定サイト③イエウール|2,600社と提携

  • 国内最大級の2,600社と提携
  • 最大6社の査定価格を比較できる
  • たった60秒の入力で簡単査定
  • 優良企業のみ提携!悪質な業者は排除
  • 売却成立サポート件数年間20万件突破

イエウールは、東証スタンダード市場に上場する株式会社Speeeが運営する、国内最大級の不動産一括査定サイトである。

全国2,600社以上の不動産会社と提携しており、簡単な入力だけで最大6社の査定額を比較できるため、最適な不動産会社を選ぶことが可能だ。

また、年間20万件以上の売却サポート実績を誇り、多くの利用者が満足している点も信頼の証である。

不動産買取は事前に流れを理解して計画的に進めよう

不動産買取は、迅速に売却が完了し、手続きがシンプルな点が大きな魅力である。しかし、査定額や契約条件は業者によって異なるため、複数の買取業者を比較することが重要だ。

本記事では、不動産買取の全体的な流れを8つのステップに分けて解説し、スムーズに進めるためのポイントを詳しく紹介した。

買取査定を依頼する際は、必要な書類を事前に準備し、適正な相場を把握しておくことで、より有利な条件で売却を進めることができる。

また、買取業者を探す際には、一括査定サイトを活用することで、複数の業者から査定を受け、最適な業者を見つけることが可能となる。

特に 「リビンマッチ」「HOME4U」「イエウール」 などの信頼できるサービスを利用することで、査定額や契約条件を比較しながら、自分に最適な買取業者を選ぶことができるだろう。

不動産買取を検討している方は、ぜひ本記事の内容を参考にしながら、最も適した買取業者を見つけ、スムーズな売却を実現してほしい。

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

不動産買取の流れに関するよくある質問

不動産買取はどのくらいの期間で完了する?

不動産買取は、最短数日~1ヶ月程度で完了するのが一般的である。買取業者が直接購入するため、仲介売却と比較して大幅に短期間で売却できる点が特徴だ。

買取の流れは以下のように進む。

  1. 査定依頼(即日~2日)
    • 業者へ査定を依頼し、査定額を提示される。
  2. 業者の選定(1~3日)
    • 複数の査定結果を比較し、買取業者を決定する。
  3. 売買契約の締結(3~7日)
    • 契約書を作成し、条件を確定させる。
  4. 物件の引渡し・代金受領(7~30日)
    • 司法書士が立ち会い、所有権の移転手続きを完了。

スケジュールは物件の状態や業者の対応スピードによって異なるが、「すぐに現金化したい」「引っ越しまでに売却を完了したい」という人に向いている売却方法である。

不動産買取の流れで必要な書類は?

不動産買取を進めるためには、売主がいくつかの必要書類を準備する必要がある。事前に用意しておくことで、スムーズな取引が可能となる。

共通で必要な書類は次のとおりだ。

  • 登記済証(権利証)または登記識別情報通知
  • 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
  • 固定資産税評価証明書
  • 固定資産税・都市計画税の納税通知書
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)

物件種別ごとに次のような必要が書類だ。

  • 土地の場合
    • 測量図・境界確認書・越境の覚書
  • 戸建ての場合
    • 建築確認済証・検査済証・設計図書
  • マンションの場合
    • 管理規約・管理費や修繕積立金の確認書

不動産買取と仲介売却の違いは?

不動産の売却方法には、「買取」と「仲介売却」の2種類があり、それぞれメリット・デメリットがある。

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項目不動産買取仲介売却
売却のスピード最短数日~1ヶ月3ヶ月~半年以上
売却価格市場相場より低い(70~80%)市場相場での売却が可能
買主買取業者(不動産会社)一般の個人・法人
仲介手数料不要売却価格の3%+6万円(税別)
修繕・リフォームの必要性不要(現状渡しが可能)リフォームや修繕が必要な場合もある
契約不適合責任基本的になし(契約不適合責任を免除できる)売主が責任を負う可能性あり

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

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