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不動産買取相場は仲介時の何割が妥当?相場の調べ方と高く売るコツを解説

この記事で解決できる悩み
  • 不動産買取の相場価格が知りたい
  • 買取相場の調べ方が知りたい
  • 買取価格を高くするためのポイントを知りたい

不動産を売却する際、「買取」という選択肢を検討する方も多いが、不動産の買取相場がわからず悩んでいる方は少なくない。

一般的に不動産買取価格は仲介価格よりも安くなる傾向にあるものの、正確な相場や割合を把握していないと、必要以上の損をしてしまう可能性があるため注意が必要だ。

そこで、本記事では不動産買取の相場価格・仲介価格との差・相場の調べ方に加え、少しでも高く売却するためのポイントを詳しく解説する。

これから不動産の買取売却を検討している方は、本記事を参考に適正価格を見極めて最適な売却方法を選択してほしい。

\5年連続不動産査定サイトNO.1

※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

目次

不動産買取の相場価格は仲介時の7〜8割なことが多い

不動産を売却する方法には「買取」と「仲介」の2つがあり、買取価格は多くのケースにおいて仲介時の相場価格よりも低くなるのが特徴だ。

本章では、買取の一般的な相場や価格差が生じる理由について以下の視点から解説する。

  • 買取相場は市場価格の7〜8割が一般的な目安
  • 買取価格が安くなる3つの理由

上記の内容を理解しておくことで、買取価格の交渉時にも適切な判断ができるようになるだろう。

それぞれの詳細について、以下で詳しく見ていこう。

買取相場は市場価格の7〜8割が一般的な目安

不動産の買取価格は、一般的に市場価格(仲介価格)の7〜8割程度になることが多い。

物件のタイプや状態・立地条件・不動産市場の動向などによって変動するものの、多くの不動産会社は市場価格から2〜3割程度を差し引いた金額で買取を行うのが一般的だ。

買取と仲介の違いは、以下の売却プロセスにある。

不動産の売却プロセスの種類内容
買取不動産会社が直接物件を購入する
仲介不動産会社が売主と買主をつなぐ仲介役となる

仲介の場合、不動産会社は売主と買主をつなぐ役割を果たし、実際に購入するのは第三者だ。

そのため市場価格で売却できる可能性が高いが、買い手が見つかるまで時間がかかることもある。

一方、買取は不動産会社自身が直接物件を購入するため、仲介手数料なしで確実かつ迅速に現金化できるのがメリットだ。

相場の7〜8割という割合は、物件によっては妥当といえるだろう。

特に築年数が経過している物件や修繕が必要な物件、または急いで売却したい場合には、市場価格より低くても買取という選択肢は合理的だ。

ただし、新築に近い物件や人気エリアの物件では、割引率が適切かどうか慎重に判断する必要がある。

買取価格が安くなる3つの理由

買取価格が仲介価格より安くなる背景には、不動産会社側が負担するコストとリスクがある。

買取価格が安くなる主な理由は、以下のとおりだ。

  • 再販コストの確保
    • 不動産会社は買い取った物件をリフォームやリノベーションして再販するため、その費用を見込んで買取価格を低く設定する
  • 販売リスクの回避
    • 物件が売れない場合のリスク・保有期間中の固定資産税・管理費などを考慮して価格を抑える
  • 利益確保のための調整
    • 宣伝広告費・人件費・仲介手数料分の利益を確保するために、市場価格より低い金額で買い取る

上記の理由から、不動産会社は市場価格の7〜8割程度の金額で買取を行うことが多い。

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相場が低くても不動産買取を選ぶメリット

不動産買取は市場価格より2〜3割安くなる傾向があるが、それでも買取を選ぶ価値は十分にある。

不動産買取を選ぶ主なメリット
  • 売却の確実性が高い
    • 買主探しの必要がなく不動産会社が直接購入するため、売却の確実性が格段に上がる
  • スピーディーな現金化が可能
    • 通常1〜2週間程度で手続きが完了し、仲介販売と比べて格段に早く現金化できる
  • 物件の内覧や営業活動が不要
    • 一般向けの内覧会や物件公開の必要がなく、プライバシーを守りながら売却できる
  • 物件の状態を問わない
    • リフォームの必要な物件や築古物件でも、現状のままで買い取ってもらえる
  • 仲介手数料が発生しない
    • 仲介販売で発生する仲介手数料(売却価格の3%以上)が不要になる
  • 売却後のトラブル対応が少ない
    • 瑕疵担保責任(現在は「契約不適合責任」)の範囲が限定的で、売却後のリスクが軽減される
瑕疵担保責任とは?

売主が不動産売買の取引で知らなかった物件の欠陥(瑕疵)について、売買後一定期間負う法的責任をいう。

特に急な転勤や相続などで早期売却が必要な場合・複数の物件を同時に手放したい場合・物件に何らかの問題があり仲介販売が難しい場合などは、買取のメリットが大きい。

市場価格より低くなることを考慮しても、上記で示した利便性や安心感は買取ならではの価値といえるだろう。

売却の優先順位として価格よりもスピードや確実性を重視する場合には、買取は有効な選択肢となる。

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2025年最新!不動産買取相場をチェック

不動産の買取相場を把握することは、売却を検討する上で重要な判断材料となる。

本章では、2025年現在の不動産市場価格とそこから算出される買取相場を地域別・種類別に紹介するため、ぜひ参考にしてほしい。

首都圏の不動産市場価格と買取相場

首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)における不動産の種類別市場価格と買取相場は、以下のとおりだ。

なお、買取相場は市場価格の75%として算出している。

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種別市場価格(平均)買取相場(概算)
中古一戸建て約4,233万円約3,175万円
中古マンション約4,819万円約3,668万円
宅地(住宅地)約23.45万円/㎡約17.59万円/㎡
※出典:東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー・マーケットウォッチ」

首都圏では中古マンションの平均成約価格が約4,000万円台後半と2014年以来の高水準に達しており、中古一戸建ても4,000万円前後で推移しているのが特徴だ。

一方、宅地の取引価格は場所による差が大きく、東京都内では平均約117万円/㎡と高額であるのに対し、郊外の埼玉県や千葉県では10万~15万円/㎡程度と低めに設定されている。

関西圏の不動産市場価格と買取相場

関西圏(大阪・京都・兵庫・奈良)における不動産種類別の市場価格と買取相場は、次のとおりだ。

なお、買取相場は市場価格の75%として算出している。

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種別市場価格(平均)買取相場(概算)
中古一戸建て約2,433万円約1,825万円
中古マンション約2,680万円約2,010万円
宅地(住宅地)約16.22万円/㎡約12.17万円/㎡
※出典:近畿圏不動産流通機構「市況レポート」

関西圏では首都圏に比べて中古住宅の価格水準が低く、中古一戸建て平均は約2,400万円でマンション平均は約2,600万円程度だ。

例えば、大阪府の中古戸建平均価格は2023年に約2,589万円と前年より上昇している。

中古マンションも大阪市内の平均が4,000万円超に達する一方、京都市や兵庫県内では3,000万円前後で近畿圏全体平均は3,000万円強だ。

土地(宅地)の市場価格と買取相場

主要都市における土地(宅地)の平米単価と買取相場は、以下のとおりだ。

なお、買取相場は市場価格の75%として算出している。

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都市(住宅地)市場価格(平均)【㎡単価】買取相場(概算)【㎡単価】
東京23区平均約91.1万円/㎡約68.3万円/㎡
大阪市平均約34.4万円/㎡約25.8万円/㎡
名古屋市平均約25万円/㎡約18.7万円/㎡
福岡市平均約19.6万円/㎡約14.7万円/㎡
※出典:国土交通省「令和6年地価公示」

土地は流動性が低く、再販リスクが高いため、他の不動産種別よりも買取率が低い傾向にあるのが特徴だ。

都市部では再開発や需要集中により地価が上昇傾向にあるものの、不動産業者による買取価格は市場価格の約6~7割程度に抑えられるのが一般的といえる。

表の買取相場欄は目安として75%換算で示しているが、実際の買取では市場価格比で約60%台に下がるケースがあることにも留意しよう。

2025年の不動産市場価格の動向と見解

2025年の不動産市場は「都心部は上昇傾向にあり郊外・地方は緩やかに調整」という二極化が鮮明になっている。

首都圏の中古マンション価格は2024年に前年比-1.1%と11年ぶりの下落となったものの、東京23区では+5.0%と上昇を維持しているのが特徴だ。

都心部では低金利環境と富裕層・投資家の需要で価格上昇が続く一方、郊外や地方では人口減少により価格は下落傾向にある。

買取相場と市場価格の差は高額物件ほど大きく、首都圏マンションで約1,200万円・東京23区の宅地で約30万円/㎡もの差があることに留意しよう。

そのため、価格重視なら仲介・スピード重視なら買取を検討するのがおすすめだ。

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不動産買取相場は何で決まる?

不動産の買取相場は、様々な要素によって決定されるのが特徴だ。

ここでは、不動産の買取価格に影響する4つのポイントについて解説する。

  • 立地条件
  • 築年数
  • 不動産の種類
  • 市場の需給バランス

不動産会社が買取価格を算出する際に重視するポイントを理解することで、より適正な価格での売却が可能だ。

各ポイントの詳しい内容について、以下で順番に見ていこう。

立地条件

不動産買取において、立地条件は価格を大きく左右する重要な要素だ。

駅からの距離や主要道路へのアクセス、商業施設や学校などの利便施設との近さなどが評価対象となる。

特に、以下のような立地条件は買取価格が高くなる傾向があることを押さえておこう。

  • 駅から徒歩10分以内の物件
  • 商業施設や学校が徒歩圏内にある
  • 日当たりや眺望が良い
  • 角地や前面道路が広い

逆に、駅から遠い・周辺環境が悪い・高台や傾斜地などの地形が悪い立地は、買取価格が低く算定されることが多い。

同じ建物でも立地によって数百万円から数千万円の価格差が生じることもあるため、立地の強みは積極的にアピールすべきポイントだ。

築年数

築年数は、物件の価値を判断する上で非常に重要な指標となる。

一般的に築年数が浅いほど買取価格は高くなり、年数が経過するにつれて価格は下がっていくのが特徴だ。

築年数による価格への影響には、以下のような傾向がある。

  • 新築〜5年
    • 価格下落は比較的緩やか
  • 5年〜15年
    • 徐々に価格下落が加速
  • 15年以上
    • 建物価値の評価が大幅に下がる
  • 30年以上
    • 建物価値がほとんど評価されないケースも

ただし、定期的なメンテナンスやリフォーム・リノベーションによって内装や設備が良好に保たれている場合は、築年数の古さをある程度カバー可能だ。

また、耐震性能が高い物件やヴィンテージ感のある希少価値の高い物件は、築年数が古くても比較的高く評価されることがある。

不動産の種類

買取基準や相場は、不動産の種類によって大きな違いがある。

買取の特徴について、マンション・一戸建て・土地などの物件タイプごとに理解しておくのが重要だ。

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不動産の種類買取の特徴
マンション流通性が高く、特に人気エリアや駅近物件は買取が積極的に行われる傾向にある
一戸建て立地や建物の状態によって評価にばらつきが大きく、メンテナンス状況も重視される
土地再販時のリスクが高いため、市場価格に対する買取価格の割合が低めになる傾向がある
投資用物件収益性が重視され、入居率や家賃収入などが価格に大きく影響する

同じ価格帯の物件でも不動産の種類によって買取価格の算定基準が異なるため、物件タイプの特性を踏まえた売却戦略が必要になる。

市場の需給バランス

不動産市場全体の需給バランスも、買取相場に大きな影響を与える要素だ。

市場の動向によって、同じ物件でも買取価格が変動することを理解しておく必要がある。

買取相場に影響を与えやすい市場動向は、以下のとおりだ。

  • 売り手市場
    • 買取価格も上昇傾向になる
  • 買い手市場
    • 買取価格は低めに設定される
  • 季節要因
    • 3月〜4月や9月〜10月などの引っ越しシーズンは需要が高まりやすい
  • 金利動向
    • 住宅ローン金利の上昇・下落によって市場全体の動きが変わる
売り手市場とは?

物件数が少なく買い手が多い市場状況で、売主が有利な条件で取引できる環境をいう。

買い手市場とは?

物件数が多く買い手が少ない市場状況で、買主が有利な条件で取引できる環境をいう。

また、税制改正や不動産に関する法改正なども市場に影響を与えるため、こうした情報にも注意を払うことで、より有利な条件での買取が実現できる可能性が高まるだろう。

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高く買取してもらうなら相場は自分でも調べるべき!不動産買取の相場が分かる3つの方法

不動産を高く買取してもらうためには、売主側も相場を把握しておくことが重要だ。

ここでは、誰でも簡単に実践できる不動産買取相場の調べ方を3つ紹介する。

  • 不動産ポータルサイトで類似物件を調査する
  • 公的データから地域の取引価格を確認する
  • 不動産一括査定サイトで複数社から査定を取る

適正な買取価格の目安を知っておくことで、不当に安い買取価格を提示されるリスクを回避可能だ。

買取相場を自分でも調べるべき理由を押さえた上で、それぞれの調べ方について以下で順番に見ていこう。

買取相場を自分でも調べるべき理由

不動産の買取相場を自分でも調べておくことには、いくつかの重要な理由がある。

  • 買取価格の妥当性を判断できる
  • 交渉材料として活用できる
  • 適正な査定額を引き出せる

これらの理由を知ることで、納得した上で不動産の買取相場を調査できるようになるだろう。

それぞれの詳細について、以下で順番に解説する。

買取価格の妥当性を判断できる

不動産会社から提示された買取価格が適正かどうかを判断するためには、あらかじめ相場を把握しておく必要がある。

相場を知らないまま取引を進めると、市場価値より大幅に安い金額で買い取られてしまうリスクがあるからだ。

自分で調べた相場情報を基準にすることで、提示された価格が妥当かどうかを客観的に評価できるため、重要なポイントといえるだろう。

交渉材料として活用できる

買取相場の知識は、不動産会社との価格交渉において強力な武器となる。

  • 複数社から取得した査定額の比較データ
  • 一括査定サイトから得られた最高査定額
  • 国土交通省の不動産取引価格情報
  • 類似物件の最近の成約事例
  • 公示地価や基準地価の推移データ

上記のような市場データや類似物件の取引事例などの具体的な情報を持っていれば、より説得力のある交渉が可能だ。

特に複数の不動産会社から査定を取得している場合は、他社の査定額を交渉材料として活用し、買取価格の引き上げを図ることもできるだろう。

適正な査定額を引き出せる

不動産会社が買取価格を低めに抑えたいと考え交渉に臨む一方で、売主が相場を把握していることを知ればより適正な査定額を提示する可能性が高まる。

また、相場を知っていることで、物件の価値を高く評価してもらえるポイントを効果的にアピール可能だ。

情報や知識の格差を解消することで、より公平で適正な取引が実現できる。

不動産を少しでも高く売却するためにも、事前に買取相場を調べておくことは必須といえるだろう。

知識は交渉力につながり、結果的に数百万円という大きな差となって返ってくるのだ。

ここからは、不動産買取の相場を知るための具体的な方法3つについて解説する。

方法1:不動産ポータルサイトで類似物件を調査する

不動産ポータルサイトは市場に出ている物件の情報を簡単に閲覧できるため、買取相場を調べる手段として有効だ。

自分の物件と条件が似た物件の販売価格を参考にすることで、市場価格の目安を知ることができる。

主要な不動産ポータルサイトは、以下のとおりだ。

  • SUUMO(スーモ)
  • HOME’S(ホームズ)
  • アットホーム
  • Yahoo!不動産

不動産ポータルサイトで相場を調べる際は、自分の物件と似た条件の物件を複数ピックアップしてそれらの平均価格を参考にすると良いだろう。

ポータルサイトに掲載されているのは市場価格(仲介価格)のため、そこから2〜3割程度差し引いた金額が買取相場の目安となる。

地域性や物件の特性によって異なることから、複数の物件を参考にするのが重要だ。

ただし、掲載されている価格は売り出し価格であり、実際の成約価格ではないことが多い。

また、物件の内部状況などの詳細な条件が異なることもあるため、あくまで参考値として捉えるようにしよう。

方法2:公的データから地域の取引価格を確認する

国や地方自治体が公開している不動産取引データを活用することで、より客観的な相場情報を入手できる。

不動産取引価格情報を提供している代表的な公的サイトは、以下のとおりだ。

  • 国土交通省「不動産取引価格情報検索」
  • 法務省「登記情報提供サービス」
  • 各都道府県・市区町村の公示地価情報

公的データを活用する際の注意点としては、最新の市場動向が反映されていない場合があることや、個別の物件の詳細な状態までは把握できないことが挙げられる。

また、これらのデータも基本的には仲介での取引価格が中心となるため、買取相場を算出するには市場価格から2〜3割程度差し引いて考えることが重要だ。

公的データは信頼性が高い反面、一般の方にとっては専門的で分かりにくい部分もあるため、次に紹介する不動産一括査定サイトを活用する方法も試してみてほしい。

方法3:不動産一括査定サイトで複数社から査定を取る

不動産一括査定サイトは、一度の入力で複数の不動産会社から査定結果を受け取れるサービスだ。

買取相場を調べる方法としては、最も効率的かつ正確な方法といえるだろう。

これらのサイトは無料で利用でき、短時間で専門家による具体的な査定額を得られる。

複数の不動産会社から同時に査定を受けられるため、相場の幅を正確に把握できる点もメリットだ。

査定の際には物件の個別具体的な状況も考慮されるため、ポータルサイトや公的データよりも正確な査定額を期待できる。

単に相場を知りたいだけの場合は机上査定(訪問なしの簡易査定)を選べるサイトもあるため、自身の目的に応じて適切なサイトを選択してほしい。

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不動産買取価格の一括査定におすすめのサイト3選

不動産一括査定サイトの活用が買取相場を調べる最も効率的な方法だとわかったところで、実際にどのサイトを使えばよいか気になる方も多いだろう。

複数ある一括査定サイトの中から、特に使いやすく実績のあるサイトを厳選して紹介する。

  • リビンマッチ
  • HOME4U
  • イエウール

これらのサイトを利用することで短時間で複数の不動産会社からの査定結果を比較でき、より有利な条件での買取が可能だ。

おすすめの一括査定サイトについて、以下で順番に見ていこう。

リビンマッチ|全国2,100社以上と提携した国内最大級サイト

リビンマッチは、20年近く運営を続けている老舗の不動産一括査定サイトだ。

全国2,100社以上の不動産会社と提携しており、特に地場に強い不動産会社が多く地元に特化した情報や対応力が強みとなっている。

リビンマッチのおすすめポイント
  • 全国2,100社以上の加盟店ネットワークで地方物件にも強い
  • 最短45秒で申し込み完了する簡単操作
  • 最大6社から同時に査定が受けられ、相場が把握しやすい
  • 東証グロース上場企業が運営する安心感とプライバシーマーク取得
  • 不動産査定サイト認知度No.1の実績
プライバシーマークとは?

個人情報保護に関する基準を満たした事業者のみが使用を認められる、第三者認証制度のマークをいう。

リビンマッチのサイトは入力項目がシンプルなため、忙しい方でも気軽に利用でき最短45秒で結果を受け取ることができる。

また、一般住宅だけでなく投資用物件や店舗・工場なども査定可能で、幅広い物件に対応しているのも魅力だ。

買取だけでなく売却・賃貸・リースバックなど様々なニーズに対応しているため、状況に応じた最適な選択肢を見つけることができるだろう。

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HOME4U|65万件以上の査定実績を持つ信頼のサイト

HOME4U(ホームフォーユー)は、NTTデータグループが運営する不動産一括査定サイトだ。

2001年に国内初のウェブを通じた不動産売却の一括査定サイトとして誕生し、23年以上の長い運営実績を誇る。

全国2,500社以上の不動産会社と提携しており、豊富なネットワークを活かした質の高いサービスが特徴だ。

HOME4Uのおすすめポイント
  • 売却査定実績65万件以上の実績
  • NTTデータグループ運営による高い信頼性と安全性
  • わずか1分で最大6社から一括で査定が受けられる比較のしやすさ

査定結果は各社の特徴や強みと共に確認できるため、自分に合った不動産会社を選びやすいのが魅力だ。

また、NTTデータグループの信頼性を背景に個人情報の管理も徹底されており、安心して利用できる環境が整っている。

高い信頼性と使いやすさを兼ね備えた一括査定サイトをお探しなら、HOME4Uの利用をおすすめしたい。

イエウール|利用ユーザー3.3万人超の人気サイト

イエウールは、全国2,600社以上の不動産会社と提携する不動産一括査定サイトだ。

厳選された優良不動産会社のみを紹介してくれるため、安心して査定依頼ができる環境が整っている。

イエウールのおすすめポイント
  • 月間利用者数3.3万人以上の高い人気と実績
  • 全国2,600社以上の厳選された優良不動産会社と提携
  • 47都道府県すべてに対応した全国対応のネットワーク

イエウールでは不動産会社からのクレーム対応も徹底しており、問題のある不動産会社は契約解除する仕組みを採用している。

そのため、優良な不動産会社のみが登録されており、安心して査定依頼ができるのが魅力だ。

信頼感のある会社で優良物件を探したい方は、ぜひ利用の検討をしてみてほしい。

不動産買取相場を知ることで売却の選択肢が広がる!

本記事では、不動産買取相場の目安・決定要因・相場の調べ方などを解説した。

不動産買取相場は、一般的に市場価格の7〜8割程度になることが多い。

不動産会社が再販コスト・リスク回避・利益確保のための調整を行うためだ。

ただし、この割合は立地条件や築年数、不動産の種類、市場の需給バランスによって変動する。

買取相場を知るには不動産ポータルサイトや公的データの活用も有効なものの、最も効率的なのは不動産一括査定サイトの利用だろう。

本記事で紹介した一括査定サイトを使えば複数社から同時に査定を受けられるため、相場を正確に把握できる。

有利な条件で売却するためにも、まずは一括査定サイトを活用して物件の正確な買取相場を調べてみよう。

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不動産買取相場に関するよくある質問

不動産買取相場はどうやって調べられる?

不動産買取相場を調べる方法は主に3つある。

  • 不動産ポータルサイト(SUUMO、HOME’Sなど)で類似物件を検索し、市場価格から2〜3割引いた金額を目安とする方法
  • 国土交通省「不動産取引価格情報検索」などの公的データを活用する方法
  • 不動産一括査定サイト(リビンマッチ、HOME4U、イエウールなど)を利用して複数の不動産会社から実際の査定額を取得する方法

特に、一括査定は個別の物件状況を考慮した正確な査定額がわかるため、最も信頼性が高くおすすめな方法だ。

不動産の買取価格と売却価格は違う?

不動産の買取価格と売却(仲介)価格には、明確な違いがある。

  • 買取価格
    • 不動産会社が直接物件を買い取る価格
  • 売却価格(仲介価格)
    • 仲介業者を通じて一般の買主に販売する際の市場価格

買取は不動産会社自身が購入するため、再販コストやリスク分を差し引いた金額で買い取られるのが特徴だ。

そのため売却価格より安くなるものの、確実かつ迅速に売却できる点がメリットといえる。

一方、仲介売却は市場価格で売却できる可能性が高いが、買い手が見つかるまで時間がかかってしまう。

どちらが適しているかは、売却の急ぎ度や物件の状態によって判断するべきだ。

査定額が実際の買取価格と異なる理由は?

査定額と実際の買取価格が異なる理由は、いくつか考えられる。

  • 調査後の物件状態の発見(物件の欠陥や修繕必要箇所が見つかるなど)
  • 市場状況の変化(査定時と実際の取引時で不動産市況が変動するなど)
  • 買取会社の事情(在庫状況や販売戦略によって買取余力が変わるなど)
  • 価格交渉の結果(最終的な価格は売主と買主の交渉によって決まる)
  • 査定時の営業的な側面(査定額を高めに提示して契約獲得を狙う不動産会社もある)

査定を行う際は、複数の不動産会社で査定して平均的な相場を把握しておくことが重要だ。

また、査定額は「買取を約束する金額」ではなく「現時点での予想価格」という点も理解しておこう。

買取相場を上げるためにできることはある?

買取相場を上げるために売主ができることはいくつかある。

  • 複数の不動産会社から査定を取得し、競争原理を働かせる
  • 物件の良いポイント(リフォーム履歴、設備更新、日当たり、眺望など)を具体的に伝える
  • 不要な家具や物を片付け、清掃して物件の印象を良くする
  • 小規模な補修や修繕を行い、物件の状態を改善する
  • 売却のタイミングを需要が高まる時期(春や秋)に合わせる
  • 物件に関する書類(登記簿、図面、修繕履歴など)を整理しておく
  • 買取に特化した不動産会社を探す

ただし、大規模なリフォームは買取価格以上の費用がかかるケースが多いため、費用対効果を考えることが重要だ。

複数社から査定を取得して比較検討することで買取相場を上げられる可能性もあるため、一括査定サイトを活用しよう。

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