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不動産買取査定とは?査定の流れと注意点を徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 不動産の買取査定について詳しく知りたい
  • 査定の種類や流れを把握したい
  • 査定で重視されるポイントを知りたい

不動産の買取査定について検討しているものの、査定の種類や流れがわからず困っている方もいるだろう。

実際、不動産買取査定の詳細を知らない状態で手続きすると、査定のポイントなどを押さえることができずに失敗・後悔する可能性があるため注意が必要だ。

そこで、本記事では不動産買取査定の概要や流れに加えて、査定で重視されるポイントと注意点についても解説する。

この記事を読めば不動産買取査定の全体像がわかり、おすすめの一括査定サイトで効率的に手続きできるようになるので、ぜひ参考にしてほしい。

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※2024年9月20日-24日 「サイト評価に関する調査」より

目次

不動産買取査定とは?基本的な仕組みを解説

不動産買取査定に興味があるものの、そもそも通常の不動産査定とどのように異なるのか理解できていないという方もいるだろう。

本章では、不動産買取査定に関する基本的な内容を以下の観点で解説する。

  • 不動産の買取査定とは何か
  • 査定を受けるべき理由
  • 不動産に関する4つの価格

これらの内容について知っておくことで通常の不動産査定との違いを理解でき、不動産買取査定に関する知識を効率的に知ることが可能だ。

それぞれの観点について、以下で順番に見ていこう。

不動産の買取査定とは何か

不動産の売却を行う場合、買取査定と仲介査定という2つの方法がある。

買取査定とは、不動産会社が対象の物件を買い取ることを前提とした査定のことだ。

一方、仲介査定は不動産会社が買主を市場で探してくれる方法で、一般的な手法として知られている。

買取査定と仲介査定の主な違い

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買取査定仲介査定
査定額売却保証額
※不動産会社の買取価格
売却予想額
※市場での想定価格
売却の確実性高め
※不動産会社が直接購入
低め
※買主に依存
売却価格安め
※不動産会社が金額を判断
高め
※市場価格に近い
売却までの期間短い
※数週間程度
長い
※買主がいないと1年以上
売却の手間少ない
※内覧対応・価格交渉なし
多い
※内覧対応・価格交渉あり
仲介手数料なし
※仲介なし
あり
※仲介あり

それぞれの査定方法にメリット・デメリットがあり、最大の違いは査定額が売却保証額かどうかということである。

買取査定では査定額が売却保証額となるが、仲介査定では買主との合意によって売却価格が確定するため査定額は売却予想額でしかない。

なお、不動産買取には次の2種類がある。

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不動産買取の種類内容
即時買取不動産会社が物件を即時に買い取る取引形態
買取保証物件を市場に売り出した上で一定期間経過後に売主が見つからない場合に不動産会社が買取する取引形態

不動産買取では、即時買取を意味していることが一般的だ。

買取保証は高額で売却可能な市場に物件を売り出し、売主が見つからなかったら不動産会社が物件を買い取ってくれるため、売主にとってメリットが大きい。

まずは、不動産買取査定に関するこれらの違いや仕組みを押さえておこう。

査定を受けるべき理由

不動産の売却を検討している場合、不動産の査定を受けるのが重要といえる。

なぜなら、物件の価値や売却価格を把握して売却をスムーズに進めるのに必要だからだ。

ただし、不動産会社によって査定額が異なるため、複数の業者から査定を受ける必要がある。

複数の業者から査定を受けることで、物件を高値で売却できる可能性を高められるのがメリットだ。

なお、買取査定の査定額は仲介査定と比較して低い傾向があるため、はじめは不動産買取のみに絞らず仲介も見据えた上で不動産の査定を受けると良いだろう。

これらの不動産査定の必要性を確実に理解しておこう。

不動産に関する4つの価格

不動産の売却を検討している場合、査定額に加えて次の4つの価格についても押さえる必要がある。

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項目内容
売り希望価格売主が想定している不動産売却価格の上限値。
売り出し価格物件を市場へ売り出す際に広告に掲載される価格。
買い希望価格物件の購入希望者が売主に提示する価格。
成約価格売主と買主が合意して決めた契約時の最終的な価格。

似ている用語もあるため、それぞれの違いを明確にした上で内容を押さえておこう。

これらの価格の意味を知っておくことで、不動産売却時にスムーズな手続きが可能だ。

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不動産査定の種類

不動産買取査定の概要はわかったものの、不動産査定を実際に行う際にどのような方法で行われるのか気になっている方も多いだろう。

ここでは、不動産査定の種類について次の4項目に分けて詳しく解説する。

  • 匿名形式の査定(AI査定)
  • 机上査定(簡易査定)
  • 訪問査定
  • 不動産鑑定士による査定

所有する物件や売主の状況によって適した査定方法が異なるため、これらの内容を知ることで実際に不動産査定を受ける際に効率的な手続きが可能だ。

それぞれの内容について、以下で順番に見ていこう。

匿名形式の査定(AI査定)

匿名形式の査定とは、AIが過去の成約事例に関するデータに基づいて行う査定方法だ。

業者とのやり取りなしでAIによる匿名形式で査定が実施されるという特徴があり、「AI査定」とも呼ばれている。

具体的には、Webフォームに以下の情報を入力することで匿名形式によるAI査定が可能だ。

  • 一戸建て・マンション・土地の選択
  • 住所
  • 築年数
  • 面積
  • メールアドレスなど

匿名形式によるAI査定では、必要事項の入力後に即時で査定結果を確認できる。

また、電話番号の入力が不要なため、不動産会社の担当者から営業の電話がこないのもメリットだ。

ただし、以下で解説する机上査定(簡易査定)や訪問査定と比較すると査定結果の精度が下がることに注意してほしい。

よって、匿名形式によるAI査定は、業者とのやりとりや電話番号の入力なしでおおまかな査定額を最速で知りたい方に適した方法といえるだろう。

机上査定(簡易査定)

机上査定(簡易査定)とは、不動産会社が物件の基本情報に基づいて行う査定方法だ。

売主は簡便に査定依頼できるという特徴があり、次のいずれかの方法で査定を受けられる。

  • Webフォーム
  • メール
  • 電話

査定を依頼した後は、不動産会社の担当者が類似物件の取引価格や公示地価などを考慮して査定額を算出する流れだ。

公示地価とは?

国土交通省が毎年発表している土地の価格をいう。

一戸建てとマンションのいずれにも対応しており、査定結果は一般的に数日以内に確認可能だ。

また、机上査定(簡易査定)を受ける場合は、一括査定サービスの利用をおすすめする。

一括査定サービスはインターネット上で複数の業者に査定を依頼でき、売却したい物件情報の入力により一括で査定価格を算出してもらえるのが魅力だ。

ただし、机上査定(簡易査定)は以下で解説する訪問査定と比較して細かい情報が不足しており、精度が下がる傾向があるため留意が必要だ。

よって、おおよその査定価格を効率的に知りたい方に向いている査定方法といえるだろう。

訪問査定

訪問査定とは、現地調査により物件を確認して査定額を算出する査定方法だ。

不動産会社の担当者が実際に物件を確認しているため査定の精度が高いという特徴があり、次のいずれかの方法で査定を受けられる。

  • Webフォーム
  • メール
  • 電話

査定を依頼した後は不動産会社の担当者が現地調査を行い、1週間程度で査定額を算出する流れだ。

現地調査の日時調整・実施により簡易査定と比較して時間がかかるものの、業者の担当者とコミュニケーションを直接取れるというメリットがある。

売主は現地調査の際に担当者へ質問などをすることで、信頼できる担当者か確認しておくと良いだろう。

よって、時間がかかりつつも査定の精度が高い訪問査定は、物件を売却する可能性が高い売主におすすめの査定方法といえる。

不動産鑑定士による査定

不動産鑑定士による査定とは、不動産鑑定士が物件の適正価格を査定する方法だ。

国家資格を有する不動産鑑定士が査定するという観点で、不動産会社が行う査定と比較して公的な信用力がありより信頼できるという特徴がある。

一方で、不動産鑑定士に査定を依頼すると、20〜30万円程度の費用がかかることに注意してほしい。

不動産鑑定士による査定の流れは、以下のとおりだ。

  1. 不動産鑑定士を探して事務所に連絡
  2. 希望の事務所で不動産鑑定を依頼
  3. 不動産鑑定士による物件の査定
  4. 鑑定評価書の納品

不動産鑑定士を探す場合は、複数の事務所に連絡して調査内容や料金について確認することをおすすめする。

また、不動産鑑定士による不動産の調査では、書面調査と現地調査の2つを行った上で査定を行う。

査定が完了すると不動産鑑定士は鑑定評価書を作成し、依頼主に納品してくれる。

不動産鑑定士に査定を依頼して鑑定評価書が納品されるまでに、1ヶ月程度はかかると認識しておこう。

不動産鑑定士による査定は、費用よりも不動産査定の公的な信用力を重視したい方におすすめの方法といえる。

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不動産査定の流れとポイント

不動産査定の概要や種類がわかったところで、具体的な流れやポイントについても知っておきたいという方もいるだろう。

本章では、不動産査定に関する以下の流れについて詳しく解説する。各ステップの詳細について、順番に見ていこう。

  1. 査定依頼の申し込み 
  2. 査定前の必要書類の準備
  3. 対象物件の相場確認
  4. 査定の実施
  5. 査定額の提示と説明

STEP1:査定依頼の申し込み 

まずは、不動産に関する訪問査定の申し込みを行う。

訪問査定の査定結果は不動産会社によって異なるため、不動産をなるべく高値で売却する観点で複数社に依頼して査定を受けるのがおすすめだ。

なお、申し込みにあたっては、複数の業者に査定をネット上で同時に依頼可能な一括査定サービスを利用すると、スピーディーにおおまかな査定結果を確認できる。

一括査定サービスと訪問査定における申し込み方法・査定期間は、次のとおりだ。

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査定方法申し込み方法査定期間
一括査定サービスWebフォーム即時
訪問査定Webフォーム・メール・電話1週間程度

不動産の売却意思が固まっている場合や不動産売却を急いでいる場合は、訪問査定の申込みを優先して行うと良い。

これらの内容を参考にし、自分に合った方法で査定依頼の申込みを行おう。

STEP2:査定前の必要書類の準備

次に、訪問査定前の必要書類を準備する。

訪問査定における必要書類と用意した方が良い書類は、以下のとおりだ。

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項目内容入手方法
必要書類本人確認書類(運転免許証など)運転免許センターなど
登記簿謄本(登記事項証明書)法務局
登記識別情報(登記権利証)物件購入時に取得
建物の設計図書物件購入時に取得
用意した方が良い書類不動産の売買契約書物件購入時に取得
不動産の重要事項説明書物件購入時に取得
住宅性能評価書物件購入時に取得
建築確認済証(検査済証)物件購入時に取得
固定資産税評価証明書毎年4〜6月頃に郵送
土地の境界確認書類・測量図測量士や土地家屋調査士に依頼

訪問査定では、これらの書類を事前に用意しておくことで査定をスムーズに進められる。

これらの必要書類が揃っているか早めに確認するようにしよう。

STEP3:対象物件の相場確認

続いて、対象物件の相場を確認しておこう。

具体的な確認方法は、以下のとおりだ。

  • 訪問査定以外の査定方法で確認
  • 公示地価や固定資産税評価額から確認

それぞれの確認方法の詳細について、以下で順番に解説する。

訪問査定以外の査定方法で確認

対象物件の相場を確認したい場合、訪問査定以外の査定方法で確認するのが有効だ。

今回は訪問検査よりも短期間で査定結果がわかる以下の方法をおすすめする。

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査定方法申し込み方法査定期間
匿名形式の査定(AI査定)Webフォーム・メール・電話即時
机上査定(簡易査定)Webフォーム数日以内

匿名形式の査定(AI査定)や机上査定(簡易査定)を利用すると即時〜数日以内でおおまかな査定額を把握可能だ。

対象物件の相場を確認する有効な方法のため、ぜひ活用してほしい。

公示地価や固定資産税評価額から確認

対象物件の相場を確認したい場合、公示地価や固定資産税評価額から自分で確認することもできる。

公示地価は国土交通省が毎年発表している土地の価格だ。

固定資産税評価額は、毎年4〜6月頃に自宅へ郵送される固定資産税評価証明書に記載されている。

これらの情報をもとにして、対象物件の相場に当たりをつけておくと良いだろう。

STEP4:査定の実施

不動産の訪問査定を依頼すると、不動産会社の担当者が現地にきて査定をしてくれる。

現地調査の時間は、一般的に1時間程度だ。

ただし、物件の状態によっては1時間以上かかることもあるため、査定時間が長くなっても対応できるよう予定は空けておこう。

不動産会社の担当者は「その物件の価値がどのくらいで、不動産会社としていくらで買い取るか」の観点で査定を実施するため、物件の利点がある場合は伝えておくのがおすすめだ。

また、疑問点は担当者に直接質問してコミュニケーションを取ることで、査定担当者が信頼できるか判断できるだろう。

STEP5:査定額の提示と説明

不動産会社の担当者による現地確認が完了すると、1週間程度で不動産査定書が提示される。

不動産査定書の見方は以下のとおりだ。

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項目内容
不動産の詳細情報・戸建・マンション
・土地の種類
・土地の面積、用途地域、建ぺい率など
・建物の面積、構造、間取り、築年数、設備、外観など
査定額売却保証額(不動産会社の買取価格)
※物件情報や現地調査の結果を踏まえて算出
査定額の根拠「面積×面積単価×流通比率」が査定額の計算方法における基準となる
流通比率とは?

不動産の価値に市場の需要などを加味した売りやすさを表す指標をいう。

不動産査定書を確認する際は、査定額だけでなく以下の2つについても着目するのがポイントだ。

  • 記載されている面積単価になっている理由
  • 流通比率がプラス・マイナスの要因

面積単価については、参考とした過去事例や類似物件の売買事例が不動産査定書に記載される。

また、流通比率は100%を基準とし隣地の状況や周辺環境を考慮して設定され、売りやすい物件はプラス・売りにくい物件はマイナスとなるのが特徴だ。

これらの内容を押さえた上で、不動産査定書の内容を確認しよう。

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不動産査定では何が重視される?

不動産査定の流れはわかったものの、査定では具体的に何が重視されるのか気になっている方もいるだろう。

ここでは、不動産査定で重視される以下のポイントについて解説する。

  • 売却を希望している理由
  • 立地条件、接道・隣地境界
  • 建物の状態と築年数
  • 周辺環境
  • ローンの残債

これらのポイントを押さえることで、査定前の準備や査定時の応答を効率的かつ適切に行うことが可能だ。

それぞれのポイントの詳細について、以下で順番に見ていこう。

売却を希望している理由

不動産査定では、売却を希望している理由がポイントになるケースがある。

なぜなら、売却理由により売却希望日が変わり、査定額も変動する可能性があるからだ。

不動産を売却する理由としては、次の6つが挙げられる。

  • 転勤
  • 同居
  • 不動産の買換え
  • 資金難
  • 離婚
  • 相続

不動産会社とのやり取りで売却理由を聞かれる場合もあるため、聞かれたら正直に理由を伝えるのがおすすめだ。

依頼主の売却を希望している理由を考慮した上で、不動産会社にて査定をしてくれるだろう。

立地条件、接道・隣地境界

不動産査定では、立地条件や接道・隣地境界も重要ポイントといえる。

その理由は、土地や建物の立地条件などが生活のしやすさに直結するからだ。

例えば、以下のような立地では不動産査定の評価が高くなる傾向がある。

  • 最寄駅から徒歩圏内
  • 正方形や長方形などの建物を建てやすい土地
  • 間口が広い土地
  • 道路に広範囲で面している角地など

売却対象の不動産がどのような立地なのか事前に確認し、上記のいずれかに該当する場合は査定時に不動産会社の担当者へ確実に伝えるのがおすすめだ。

建物の状態と築年数

不動産査定では、建物の状態と築年数も重要なポイントといえる。

なぜなら、建物の状態が良く築年数が少ない方が不動産としての価値が高いからだ。

具体的には、以下の内容が不動産査定に影響する可能性が高い。

  • 床・内壁・外壁・屋根・水回りの劣化がないか
  • シロアリ被害などの瑕疵がないか
  • 雨漏りがないか

また、太陽光発電パネルなどの設備が付いている場合は、査定額が上がることもある。

築年数を査定する際は、木造や鉄筋コンクリート造に応じた建物の耐用年数を考慮した上で評価されるだろう。

耐用年数とは?

建物の種類や使用目的ごとに決められた減価償却をする年数をいう。

減価償却とは?

固定資産の取得費用を耐用年数に応じて配分して計上することをいう。

よって、建物は可能な限りきれいな状態にして査定を受けるのがおすすめだ。

その他、リフォーム履歴や建物のメンテナンス状況も査定の重要ポイントとなるため、これらを実施した実績がある場合は、エビデンス付きで不動産会社の担当者に伝えると良い。

周辺環境

不動産査定では、周辺環境も重要な査定要素といえる。

その理由は、建物や土地の状態に加えて、周りに何があるかで生活のしやすさが変わるからだ。

具体的には、周りに以下のようなものがあると査定で高評価となる可能性が高い。

  • 公共交通機関
  • スーパー
  • 商店街
  • 病院
  • 学校

周辺環境に査定で高評価を獲得できる要素がある場合、査定時に不動産会社の担当者へ積極的に伝えるようにしよう。

ローンの残債

不動産査定では、ローンの残債にも着目すべきといえる。

なぜなら、住宅ローンが残っている住宅には抵当権が付いており、抵当権を抹消しないと不動産の売却ができないからだ。

抵当権とは?

金融機関が住宅ローンの融資をする際に不動産を担保として設定する権利をいう。

よって、不動産の売却にあたっては、不動産の売却益と手持ちの資金で住宅ローンを返済して、抵当権を抹消する必要がある。

ローンの残債がある場合、不動産会社の担当者に正直に伝えるのがおすすめだ。

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不動産買取査定で気を付けるべき4つのこと

不動産買取査定を行うにあたって、注意点があれば知っておきたいという方も多いだろう。

本章では、不動産買取査定で気を付けるべき以下の注意点について解説する。

  • 4種類の査定を適切に使い分ける
  • 過度に高い査定額を信用しない
  • 査定額だけで判断しない
  • 複数の業者で査定結果を比較する

これらの注意点を把握しておくことで、不動産買取査定を実施して失敗・後悔する確率を減らすことが可能だ。

それぞれの注意点の詳細について、以下で順番に見ていこう。

4種類の査定を適切に使い分ける

不動産買取査定では、以下の4種類の査定を適切に使い分けるのが重要といえる。

  • 匿名形式の査定(AI査定)
  • 机上査定(簡易査定)
  • 訪問査定
  • 不動産鑑定士による査定

なぜなら、売主が不動産の売却をどの程度急いでいるかや、何を重視したいかで適した査定方法が異なるからだ。

例えば、まずは査定額をおおまかに知りたいという方には、匿名形式の査定(AI査定)や机上査定(簡易査定)が向いている。

現在の状況を確認し、自分に合った不動産買取査定を利用しよう。

過度に高い査定額を信用しない

不動産買取査定では、過度に高い査定額を信用しないようにしてほしい。

その理由は、不動産会社が契約を結ぶために、相場より高い査定額を提示する可能性もゼロではないからだ。

具体的には、比較的簡単に実施できる匿名形式の査定(AI査定)や机上査定(簡易査定)で自身でも査定額の相場を把握することをおすすめする。

過度に高い査定額を提示した後で値下げされる可能性も考えられるため、査定結果が高いからといって油断しないようにしよう。

査定額だけで判断しない

不動産買取査定では、査定額だけで判断しないようにしよう。

なぜなら、査定額が高くても不動産会社の信頼性が低く契約内容が曖昧だと、契約後に失敗・後悔する可能性があるからだ。

高額な査定額に惑わされず、契約内容や実績も確認することで慎重に検討しよう。

複数の業者で査定結果を比較する

不動産買取査定では、複数の業者で査定結果を比較することをおすすめする。

その理由は、不動産買取査定の査定額や契約内容は不動産会社により異なるからだ。

複数の業者で査定を受けて、最も条件が良く信頼できる不動産会社を選択することをおすすめする。

なお、不動産買取査定を効率的に行いたい場合、一括査定サイトの利用が有効だ。

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不動産買取の査定は一括査定サイトがおすすめ

ここまで解説してきたように、不動産買取査定では複数の買取業者への査定依頼をすることが重要だ。そして、これには一括査定サイトを活用すると非常に便利だ。

そこで本章では、以下のおすすめ一括査定サイトについて詳しく解説する。

  • リビンマッチ
  • HOME4U
  • イエウール

リビンマッチ|全国対応かつ地方でも地場の強い不動産会社の取り扱いあり

リビンマッチは、加盟社数2,100社以上を誇る国内最大級の一括査定サイトだ。

東証グロース市場上場企業が運営しており、運営約20年目の老舗サイトとして人気がある。

リビンマッチのおすすめポイント
  • サービスの種類が豊富(売却・買取・賃貸・リースバックなど)
  • 全国の不動産会社に対応
  • 地方でも地場の強い不動産会社の取り扱いがある
  • マンションや戸建てなど物件種別の種類が豊富
  • プライバシーマークを取得
プライバシーマークとは?

第三者機関より「個人情報を適切に保護している」と認められた企業のみ使用できるPマークをいう。

リビンマッチでは買取や売却などサービスの種類が豊富なため、ユーザーの幅広いニーズに対応できるのが魅力だ。

また、取り扱いしている不動産会社では地場に強い業者が多く、地元に特化した情報力や対応力がある。

物件種別では、一棟アパート・マンションや投資用マンションの取り扱いをしているのも特徴だ。

株式会社マーケティングアンドアソシェイツ調べで「不動産査定サイト認知度」「使ってみたい不動産査定サイト」でNo.1のため、一括査定サイトとして特におすすめする。

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HOME4U|売却査定数65万件の実績あり

HOME4Uは、提携社数2,500社を誇る一括査定サイトだ。

NTTデータグループが運営しており、23年以上の運営歴がある。

HOME4Uのおすすめポイント
  • 売却査定数65万件の実績がある
  • 最大6社に一括で査定依頼が可能
  • 簡単1分で入力が完了

豊富な査定実績があり、最大6社に一括で査定依頼できるのが魅力といえる。

また、物件種別などをボタンから選択できるため、1分で入力を完了させた上で査定依頼が可能だ。

高い信頼性があり使いやすい一括査定サイトを探している場合、HOME4Uの利用を検討しよう。

イエウール|利用者数は月間3.3万人を突破

イエウールは、提携不動産会社数2,600社以上を誇る一括査定サイトだ。

イエウールのおすすめポイント
  • 利用者数は月間3.3万人を突破
  • 47都道府県に対応
  • 査定依頼が選択式で使いやすい

利用者数が月間3.3万人以上と多く、47都道府県に対応しているのが魅力だ。

また、サイトは物件の種類や住所などを選択するだけで利用できるため、多くの方にとって利用しやすいといえるだろう。

利用者数が多く使いやすい一括査定サイトを探している場合、イエウールの利用を検討しよう。

不動産買取査定は物件の価値を算出する観点で重要!

本記事では、不動産買取査定の詳細や査定で重視されるポイントについて解説した。

不動産買取査定は、物件の価値を算出する重要なプロセスだ。

不動産買取査定には4種類あるため、不動産の売却をどの程度急いでいるかや何を重視したいかにより適切に使い分けしてほしい。

不動産買取査定の流れとポイントを理解し、査定を受ける際は複数の不動産会社に依頼することをおすすめする。

また、手軽に相見積もりをしたい場合、一括査定サイトを利用すると効率が良い。

全国対応かつ信頼性が高い一括査定サイトを探している場合、リビンマッチなどの優良サービスを利用してみてはいかがだろうか。

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不動産の買取査定に関するよくある質問

不動産買取査定の結果はどれくらい正確?

不動産買取査定は、種類により精度が異なる。不動産買取査定における各種類の精度は以下のとおりだ。

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不動産買取査定の種類査定の精度
不動産鑑定士による査定高い
訪問査定高い
机上査定(簡易査定)低い
匿名形式の査定(AI査定)低い

国家資格を有する不動産鑑定士の査定は、不動産買取査定の中でも特に精度が高いといえる。

ただし、不動産鑑定士の査定では20〜30万円程度の費用がかかるため、注意してほしい。

訪問査定は不動産会社の担当者が現地調査をして査定するため、精度が高い。

一方、机上査定(簡易査定)と匿名形式の査定(AI査定)は査定スピードが早いものの、不動産鑑定士の査定や訪問査定と比較して精度は低い。

これらの特徴を踏まえた上で、自分の状況に合った不動産買取査定を行おう。

査定後に価格が変更されることがある?

不動産買取査定後に価格が変更される可能性はある。

査定価格そのものが売買価格になるのが原則であるが、周辺の相場や売却希望価格などを考慮して変更される場合があるからだ。

査定価格は、不動産会社が物件を調査して算出する目安の価格と認識しておこう。

査定依頼は無料でできる?

不動産買取査定は無料で依頼できるものもある。具体的には、次の3種類については無料の場合が大半だ。

  • 匿名形式の査定(AI査定)
  • 机上査定(簡易査定)
  • 訪問査定

無料の不動産買取査定を活用し、効率的に不動産の価値を把握しよう。

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